内容説明
郵政民営化、年金資金運用基金の独立行政法人化など、公的金融の分野で変化が起こりつつある。その外形の変化の裏に潜むのは、政府の資金調達の持続可能性問題である。累増する財政赤字問題への対応、なかんずく国債管理政策は、今や国家百年の大計を定める大戦略である。本書は、骨太の議論を行うために、国債市場参加者(ファンド・マネージャー)、中央銀行、政策構築の視点に立ち、英国・米国・日本の三〇〇年の国債をめぐる歴史から考察し、国債管理政策を原点から見つめなおすものである。
目次
歴史から見る国債と金利
第1部 英国の国債管理政策三〇〇年史(三大特権会社による国債投資とバブルの崩壊:十八世紀前半;戦争と資金調達:十八世紀後半;平和と技術革新の時代:十九世紀;二つの世界大戦の戦費調達:二十世紀前半;社会福祉と財政赤字:二十世紀後半)
第2部 米国の国債管理政策二〇〇年史(国家の台頭と信用制度の構築:十九世紀;世界大戦と大恐慌:二十世紀前半;累積する債務と調達管理:二十世紀後半)
第3部 日本経済の歩みと国債管理政策(戦前の国債発行と日本銀行;日本銀行による国債を用いた金融調節の開始:昭和三十年代 ほか)
第4部 わが国の国債管理政策の進展と課題(国債管理政策のバックグラウンド;わが国の国債管理政策の目標と進展 ほか)
著者等紹介
真壁昭夫[マカベアキオ]
1976年一橋大学商学部卒業、第一勧業銀行入行。1983年ロンドン大学経営学部大学院卒業。1998年第一勧銀総合研究所金融市場調査部長。1999年より同研究所主席研究員を経て、みずほ総合研究所調査本部・主席研究員等を歴任。信州大学教授、慶応義塾大学講師、立教大学講師
玉木伸介[タマキノブスケ]
1979年東京大学経済学部卒業、日本銀行入行。考査局、企画局、国際局、情報サービス局広報課長。2001年総合研究開発機構(NIRA)主任研究員を経て、預金保険機構勤務。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス経済学修士
平山賢一[ヒラヤマケンイチ]
1989年横浜市立大学商学部卒業、大和証券投資信託委託入社。1994年青山学院大学大学院国際政治経済学研究科卒業(国際政治学修士)。1997年東京海上火災保険入社を経て、東京海上アセットマネジメント投信運用戦略室チーフストラテジスト。(財)年金総合研究センター客員研究員(2001年度、2004年度)、経済産業省産業構造審議会臨時委員(2005年)
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感想・レビュー
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