出版社内容情報
規制も税金も逃れて急成長しているインフォーマル経済「システムD」。世界第2位のGDPに匹敵する巨大市場の実態に迫る。
世界が不況にあえぐ中、爆発的な急成長を遂げているインフォーマル経済。麻薬や売春、人身売買といった闇経済のことではなく、未登記で規制も税金も逃れている、一つひとつは小規模でも創意と工夫に富んだ、たくましい市民たちの経済活動を指す。
こうしたビジネスはシステムDと呼ばれ、世界の労働者の半数が従事しており、その経済規模はアメリカに次ぐ世界第2位に相当する。先進国も無視できない最後の成長市場だ。
システムDがこの20年間毎年成長しているのはなぜか? 世界的大企業がシステムDを重視するようになったのはなぜか? アフリカ、中国、ブラジルなどを舞台に、自由で企業家精神に満ちた市場を活写する。
「税なし、規制なし、国境なし」の究極の自由経済に密着する迫真ルポ。
第1章 がらくた市が世界を回す
第2章 システムDとは何か
第3章 DIYシティ
第4章 グローバル・ビジネスの裏ルート
第5章 偽造品という「文化」
第6章 密輸の架け橋――「友情の橋」
第7章 最底辺の業者たちが最高なわけ
第8章 むかしむかし、アメリカのある町で
第9章 効率主義への反逆
第10章 正直なペテン師
第11章 インフォーマルをフォーマルにするべきか?
第12章 誰でも自由に商売を!
謝辞
訳者あとがき
【著者紹介】
ロバート・ニューワース
ニューヨーク在住のジャーナリスト。経済、事件、司法、選挙などの調査報道で知られる。『ニューヨークタイムズ』、『ワシントンポスト』、『フォーチュン』、『フォーブス』、『ワイアード』などの紙誌に執筆。ニューヨーク市ライカースアイランド刑務所内の大学講座や、コロンビア大学大学院などで教鞭を執ったことも。著書にナイロビ、リオデジャネイロ、イスタンブール、ムンバイなどの都市を取材したShadow Cities: A Billion Squatters, a New Urban World(本邦未訳)がある。
内容説明
世界が不況にあえぐ中、爆発的な急成長を遂げているインフォーマル経済。麻薬や売春、人身売買といった闇経済のことではなく、未登記で規制も税金も逃れている、一つひとつは小規模でも創意と工夫に富んだ、たくましい市民たちの経済活動を指す。こうしたビジネスはシステムDと呼ばれ、世界の労働者の半数が従事しており、その経済規模はアメリカに次ぐ世界第2位に相当する。システムDがこの20年間毎年成長しているのはなぜか?世界的大企業がシステムDを重視するようになったのはなぜか?アフリカ、中国、ブラジルなどを舞台に、自由で企業家精神に満ちた市場を活写する。
目次
がらくた市が世界を回す
システムDとは何か
DIYシティ
グローバル・ビジネスの裏ルート
偽造品という「文化」
密輸の架け橋―「友情の橋」
最底辺の業者たちが最高なわけ
むかしむかし、アメリカのある町で
効率主義への反逆
正直なペテン師
インフォーマルをフォーマルにするべきか?
誰でも自由に商売を
著者等紹介
ニューワース,ロバート[ニューワース,ロバート] [Neuwirth,Robert]
ニューヨーク在住のジャーナリスト。経済、事件、司法、選挙などの調査報道で知られる。『ニューヨークタイムズ』、『ワシントンポスト』、『フォーチュン』『フォーブス』、『ワイアード』などの紙誌に執筆。ニューヨーク市ライカースアイランド刑務所内の大学講座や、コロンビア大学大学院などで教鞭を執ったこともある
伊藤真[イトウマコト]
ノンフィクションを中心に翻訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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