チャイナマネーの時代―世界を動かす中国経済

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  • サイズ A5判/ページ数 254p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492443460
  • NDC分類 332.22
  • Cコード C3033

内容説明

外国企業の買収、政府系ファンド…新興経済大国・中国はどこへ向かうのか?持続的成長を目指す中国の現状と解決すべき重要課題を論じる。

目次

第1章 中国の進路とチャイナマネーの時代(持続的成長を目指す「科学的発展観」;第一一次五カ年計画に見る胡錦濤政権の経済思想;困難な対外不均衡の解消;影響力が高まるチャイナマネー;中国人の海外旅行ブームの到来;「走出去」政策と中国企業による大型国際M&A;対外債務の削減と対外証券投資の増加;対外株式投資の規制緩和)
第2章 節約・循環型社会への取り組み(持続的成長のために求められる節約・循環型社会;「節約型社会」で最重要視される「省エネ」の取り組み;深刻化する水不足への対応;廃棄物リサイクルへの取り組み;家電リサイクルへの取り組み;廃車リサイクル制度の整備;中国の小型車省令策と排気ガス規制;バイオ燃料の生産も奨励へ;省エネルギーに向けた産業構造改革)
第3章 消費主導の経済成長への模索(高水準の貯蓄率と過少消費;転換する外資政策;美の意識が高まる中国;チェーン化が進む小売・サービス業界;高度化する都市部の消費;日系小売業による中国進出)
第4章 格差社会からの是正を目指す中国(格差是正に取り組み始めた中国;西部大開発の推進;東北三省の再開発と環渤海経済圏の発展;上海一極集中の是正と天津の復活;港湾の整備と地域間競争;内陸部の物流整備が進む)
第5章 北京五輪の先にあるもの―五輪がもたらす意識変化(日本で浸透した「北京五輪神話」;北京五輪がもたらす社会構造の変化;第二期胡錦濤政権の課題)

著者等紹介

山口正章[ヤマグチマサアキ]
野村證券金融経済研究所アジア調査部長。1962年神奈川県出身。1985年一橋大学経済学部卒業、野村総合研究所入社。1990年1月から1993年7月まで香港に勤務し、日本人アジア株アナリストの草分けの一人となる。1997年野村證券金融経済研究所発足により転籍。一時、日本の食品株アナリストとしても活躍。アジアにおける日本企業の展開力に注目するアプローチで、2001年から2003年まで日経人気アナリストランキングで1位となる。2003年よりアジア株ストラテジストに復帰。2006年7月より現職

郭穎[カクエイ]
野村證券金融経済研究所アジア調査部ストラテジスト。1979年中国遼寧省瀋陽市出身。1998年に来日し、1999年一橋大学商学部に入学。2004年一橋大学商学部MBA五年一貫プログラム卒業後、松下電器産業を経て、野村證券金融研究所入社。中国経済・産業の動向に注目したパンアジア株式投資戦略や、中国本土株式市場の動向分析を専門としている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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山田太郎

13
ちょっと中国の知識必要なんで読んでみたが、あんまり面白くない 。どうもあんまり付き合いたくないんだが、個人的には。2011/10/29

maimai

3
Tによる技術開発で急速に経済発展を遂げた中国。 その経済力は米国に迫るものもあり、経済発展により軍事技術の開発を行なったことから、中国は大国としての立ち位置を確立している。 日本も中国による不動産、企業の買収が進行していることから他人事のように考えてはならない。銀座や六本木は中国人の土地と謂れているように東京都内に関しても進みつつある中国の侵略。 世界はチャイナマネーで包み込まれていく。 その牙城を崩すことは果たして可能なのだろうか2021/05/06

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