出版社内容情報
2015年、追い詰められたアングロサクソンは日本収奪をいよいよ本格化させる。正念場を迎える日本経済・生き残りの戦略を提言。
経済、そして文明の地殻変動が起こっている。2015年、新世界秩序のすべてが決まる――。これから2年、日本に世界の富が集中する。まさに21世紀のゴールド・ラッシュがやって来る。全世界が凄まじい「デフレ」「大停滞」の波に襲われる中、経済、および文明の辺境から中心へと躍り出る日本の未来を読み解く。
世界的に止まることを知らない「デフレ縮小経済」。そこから多少なりとも脱し、ほんの短い間でも息継ぎをするための方法は二つしかない。一つは無理やり地政学的リスクを炸裂させ、マーケットを揺さぶる方法。そしてもう一つはいわゆるアベノミクスのようにマネーを刷りまくり、これをマーケットにばらまくことでバブルを起こす方法である。しかしながら、マネーを際限なく刷る方法も限界を見せ始めている。これによってハイパー・インフレーションが訪れ、その後にはとてつもないデフレーションがやってくることを専門家であれば誰しもが知っているからだ。もっと簡単にいうと「創られたバブル」は大きければ大きいほど派手に炸裂する。そして二度と元には戻らないのである。次に訪れるのはもっとひどい「デフレ縮小経済」なのである。
「一体どうすれば良いのか」
「アベノミクス」が始まってからかえって漂うようになったそこはかとない不安と高まる疑問。これに真正面に答えるために書いたのがこの本である。(本書「おわりに」より)
第1章 日本型「決断なきデフォルト」が世界モデルとなる日
第2章
内容説明
これから2年、日本に世界の富が集中する。まさに21世紀のゴールド・ラッシュがやって来る!全世界が凄まじい「デフレ縮小化」の波に襲われる中、経済、および文明の主役に躍り出る日本の未来を読み解く。
目次
第1章 日本型「決断なきデフォルト」が世界モデルとなる日(2015年が日本にとっての「運命の年」;日本デフォルトのシナリオは描かれている ほか)
第2章 遙かなるアルゼンチン・コネクション(かつて世界屈指の先進国だったアルゼンチン;「国債デフォルト・ビジネス」が当たり前の国 ほか)
第3章 「フラット化」という罠、そして超大国の落日(ドル本位制を演出してきたロンドン・シティ;ワシントン・コンセンサスと世界の「フラット化」 ほか)
第4章 偽りのイラン・イスラム革命(中東に関してあまりに無関心な日本人;欧米のエリートが思い描く「中東」 ほか)
第5章 「審判の時」、そして日本の使命(ハワイに殺到している日本の富裕層;最も安全な資産逃避場所は日本という事実 ほか)
著者等紹介
原田武夫[ハラダタケオ]
株式会社原田武夫国際戦略情報研究所(IISIA)代表取締役(CEO)。1971年、香川県生まれ。東京大学法学部在学中に外交官試験に合格、外務省に外務公務員1種職員として入省。12年間奉職し、アジア大洋州局北東アジア課課長補佐(北朝鮮班長)を最後に自主退職し現在に至る。情報リテラシー教育を多方面に展開、マーケットとそれを取り巻く国内外情勢の調査・分析レポートの発行、次世代人材育成などを行っている。国内大手企業等に対するグローバル人財研修事業並びに海外事業支援等を全国で展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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