スクエア・アンド・タワー〈下〉権力と革命 500年の興亡史

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スクエア・アンド・タワー〈下〉権力と革命 500年の興亡史

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  • サイズ B6判/ページ数 500p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492371275
  • NDC分類 209
  • Cコード C3036

出版社内容情報

世界を動かすのは、垂直に延びる階層制組織の頂点に立つ権力者か?
あるいは、水平に延びる草の根のネットワークをもつ革命家か?
「人的ネットワーク(スクエア)」と「階層制組織(タワー)」の視点から歴史を捉え直した、比類なき試み。

宗教改革からイスラミックステート、ダヴォス会議まで
不安定な世界のバランスはどう保たれるのか?

ルネサンス、印刷術、宗教改革、科学革命、産業革命、ロシア革命、ダヴォス会議、アメリカ同時多発テロ、リーマン・ショック、フリーメイソン、イルミナティ、メディチ家、ロスチャイルド家、スターリン、ヒトラー、キッシンジャー、フェイスブック、トランプ……

古代から中世まで、人類は階層性のもとに暮らしてきた。ルネサンスに至ると、世界はネットワークを形成しはじめ、近代世界はさまざまな革命や変革を経験するようになる。

テクノロジーの発達した現代は、かつてないほどネットワークが力を得ている時代だ。国家の枠を超えたダヴォス会議や、ソーシャルネットワークのような分散型のネットワークは、今、世界を大きく変えようとしている。

だが、階層性なき社会で我々が手にするのは、自由と平等を謳歌する楽園なのだろうか? あるいは、混乱と無秩序が支配する無法地帯なのだろうか? 歴史を見る目を一変させ、まったく新しい視点で世界をとらえなおす衝撃の書!

【推薦の言葉】
「ファーガソンはシリコンヴァレーが必要とする歴史を提示してみせた」――エリック・シュミット(元グーグルCEO)
「歴史の知識を大きな問題へと関連づける」――インディペンデント紙
「魅惑的で人の心をつかんで離さない」ーーニューヨーク・タイムズ紙
「彼が捉えなおした歴史は、今後何年も影響を与え続けることだろう」ーーガーディアン紙
「ニーアル・ファーガソンは再び素晴らしい本を著した」ーーウォールストリート・ジャーナル紙

内容説明

垂直の階層制か、分散型のネットワークか?権力と草の根の緊張関係からこの世界を捉え直す衝撃の書。

目次

第6部 革命と独裁者(三国協商に対するジハード;ボリシェヴィキ革命と強制労働収容所 ほか)
第7部 冷戦とゲリラ戦(冷戦下の「長い平和」;ネットワーク化された戦闘 ほか)
第8部 21世紀のネットワーク(アメリカ同時多発テロ;リーマン・ショック ほか)
第9部 結論―サイバースペースの攻防戦(階層制対ネットワーク;ネットワークの機能停止 ほか)
付録 ニクソン=フォード時代の社会的ネットワークのグラフ化

著者等紹介

ファーガソン,ニーアル[ファーガソン,ニーアル] [Ferguson,Niall]
スタンフォード大学フーヴァー研究所の上級フェローであり、ハーヴァード大学ヨーロッパ研究センターの上級フェロー。北京の精華大学における客員教授やワシントンDCにあるニッツェ高等国際関係大学院のディラー=フォン・ファステンバーグ・ファミリー財団卓越研究員も務める

柴田裕之[シバタヤスシ]
翻訳家。早稲田大学、Earlham College卒業。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐうぐう

27
タイトルは直訳すれば『広場と塔』となり、言うまでもなく「広場」はネットワークを、「塔」は階層制を意味している。一見、広場よりも塔は目立つ。わかりやすい。ゆえに歴史を振り返り理解しようとする時、人は塔(階層制)からの視点に立ちがちだ。著者曰く「そのような手落ちの罪を贖う試み」として、ネットワークという視点に立ち、歴史を改めて見直したのが本書だ。下巻では、20世紀の歴史が描かれている。第二次大戦までは有効だった階層制が、冷戦を経て、社会が複雑化していく中でネットワークの存在が徐々に大きくなっていく。(つづく)2020/02/08

よしたけ

26
分散型ネットワークと階層制の緊張関係を人類の歴史を振り返り考察。権力行使が容易であるため、歴史の大半は階層性。日本は天皇・武士が支配し、欧州では絶対王政が標準的だった。他方、大航海時代や宗教改革では階層性に対してネットワークによる破壊的な挑戦が行われた。活版印刷を背景にしたプロテスタントの布教活動がよい例だ。1970年代以降はネットワークが席巻。変革を促進する一方、偽悪情報が拡散されやすいのが弱点で、米大統領選が悪い例。ネットワークを無条件に信頼せず、階層性にある程度の正当性を与えて秩序を維持すべきと説く2020/09/04

Shin

14
上巻で定義したメタファーである「スクエア=広場=ネットワーク的なもの」と「タワー=塔=階層を成す権力」との対比を用いて、20世紀以降の歴史的できごとを読み解く下巻。このような見方がこれまで足りなかったと著者も吐露している通り、史観としては(読む側にとっても)不慣れな面があり、主題を念頭に置きながら個々の詳細な事例を追いかけるのは正直骨が折れる。が、最終第3部の「GAFA vs 政府」のあたりは『ホモ・デウス』等でも指摘される「今後誰が誰を統治するのか」という難題を明確に定義していて一読の価値がある。2020/01/19

羊山羊

11
ネットワーク論×歴史絵巻の大著。20世紀の戦争とインターネット、SNSを中心にネットワーク=スクエアと階層性=タワーの対立を描く。コロナウイルスが世界のネットワークを利用して世界を破壊しつくしている現在、これほど読む価値のある本もない。ネットワーク性はその力を発揮し続けているが、今回のウイルスはネットワーク性が階層性にとってかわられる予兆なのではないかと思ってしまう。とても分厚いがおすすめの上下巻。2020/05/25

katsun9669

7
縦の構造である階層性と横に広がるネットワークとの対比を軸にしようとしているのだが、思いつき先行で説得力がない。駄作です。耐えられない。2020/01/15

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