ナラティブ経済学―経済予測の全く新しい考え方

個数:
電子版価格
¥3,080
  • 電書あり

ナラティブ経済学―経済予測の全く新しい考え方

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月25日 13時44分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 478p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492315330
  • NDC分類 331
  • Cコード C3033

出版社内容情報

人々の語る物語がいかに経済を動かすかを分析した画期的な本。

世界を変えるニューテクノロジーに取り残されるわけにはいかない(ビットコイン)
ニューテクノロジーは雇用を破壊する(AI)
チューリップが売れるには合理的な理由がある(登記バブル)
住宅価格は決して下がらない(不動産バブル)

ある物語は根拠なき熱狂となって人々の信念を変え、人々の行動を変えて、マクロ経済を大きく動かしてきた。

どうしてあるナラティブだけが繰り返されて、人口に膾炙していくのか?
ナラティブはどのようなメカニズムで、通説化し、人々の心をとらえるのか?
過去に語られてきた、有名なナラティブとはどのようなものか?
脳科学的に、人々はなぜそうしたナラティブを創り出したがるのか?

アニマルスピリット、それでも金融は素晴らしい、不道徳な見えざる手、と、現実経済を理解する上で
深い洞察を示してきたノーベル賞経済学者が、新しい経済学の方向を示す。

著者略歴
著・文・その他:ロバート・J・シラー

ロバート・J・シラー
イエール大学スターリング経済学教授、ノーベル経済学賞受賞
イェール大学スターリング経済学教授。1972年にMITで経済学のPh.D.を取得。「資産価格の実証分析」を評価され、2013年にノーベル経済学賞を受賞。2000年に刊行された『投機バブル根拠なき熱狂』は、アメリカのITバブル崩壊を予言した書としてベストセラーとなった。同じくノーベル経済学賞を受賞(2001年)したジョージ・A・アカロフとの共著『アニマルスピリット』も、サブプライムローンに端を発する金融危機を理解する書物としてベストセラーとなった。著書に『それでも金融はすばらしい』『不道徳な見えざる手』(アカロフとの共著)など。

翻訳:山形 浩生

山形 浩生(ヤマガタ ヒロオ)
評論家、翻訳家
評論家、翻訳家。東京大学大学院工学系研究科都市工学科およびマサチューセッツ工科大学不動産センター修士課程修了。開発援助コンサルタント。コンピュータ、経済、脳科学からSFまで幅広い分野で翻訳と執筆を手がける。著書に『新教養主義宣言』ほか。訳書に『超訳ケインズ「一般理論」』、ピケティ『21世紀の資本』、クルーグマン『クルーグマン教授の経済入門』、スノーデン『スノーデン 独白』、バナジー&デュフロ『貧乏人の経済学』、ハスケル&ウエストレイク『無形資産が経済を支配する』ほか多数。

類書

内容説明

ナラティブの感染はどう始まり、広がるか。資本主義を動かす物語の力を読み解く。謎めいたビットコインの物語は人々をどう踊らせた?新技術への恐怖からラッダイト運動は繰り返される?『清貧の思想』の流行が日本の失われた数十年の原因?

目次

はじめに ナラティブ経済学とは何か
第1部 ナラティブ経済学の始まり(ビットコインのナラティブ;一致性の冒険;感染、群れ、合流 ほか)
第2部 ナラティブ経済学の基礎(因果性とナラティブ群;ナラティブ経済学七つの主張)
第3部 繰り返される経済ナラティブ(反復と変異;パニックと不安;倹約vs顕示的消費 ほか)
第4部 ナラティブ経済学の将来(未来のナラティブ、未来の研究)

著者等紹介

シラー,ロバート・J.[シラー,ロバートJ.] [Shiller,Robert J.]
イェール大学スターリング経済学教授。2013年ノーベル経済学賞受賞

山形浩生[ヤマガタヒロオ]
評論家、翻訳家。東京大学大学院工学系研究科都市工学科およびマサチューセッツ工科大学不動産センター修士課程修了。開発援助コンサルタント。コンピュータ、経済、脳科学からSFまで幅広い分野で翻訳と執筆を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ばたやん@かみがた

90
《僕らは流行りの物語に浮かされてしまう》景気の好況等のより良い未来予測の為には、GDPなど数値データだけじゃなく、人々の行動を支配しているその時々の流行りの物語を解析の対象に取り込む必要がある!こんな問題意識を以て、ノーベル賞受賞経済学者がGoogleの用語登場頻度ツール等を駆使して合衆国の100年以上にまたがる景気変動と「物語」の関係の実証に挑んでいきます。第1部、第2部はイントロの趣で少しかったるい部分もありますが、第3部でこれまで史上に現れた9つの主要な経済的「物語」を紹介、見ていく所から(1/4)2022/03/21

KAZOO

79
ナラティブ経済学という分野が本当にあるのかわかりません。ひとつには高名な経済学者の著書ということで持ち上げられているのかもしれません。理論的な部分はあまりなく、人のことのはに上る言葉などがどのような影響を与えるのかの行動経済学の一分野をエッセイという形で表したのではないかと思われます。理論的な分析手法を明確にしてもらえればよかったという気がします。補遺には少し掲載されていますが。2021/11/26

よしたけ

43
実体経済を動かしているのは経済関連指標などではなく、非合理な行動に向かわせるストーリー(=ナラティブ)だと言う。個人が影響されるというミクロレベルにとどまらず、マクロ経済的な景気循環にナラティブは影響すると説く。株で財を成したケネディ大統領父の逸話は確かに面白い-靴磨き少年が株の話をしているのを聞きバブルを確信する-筆者主張はSNSで各種ナラティブを追えば、文化や流行と経済変動との関係を定量的に分析できるのではないか、ということ。着眼点は面白いが、翻訳が酷い。冗長だしGoogle翻訳かという感じで残念。2021/11/09

Kiyoshi Utsugi

40
「narrative」と「viral」は最後まで「ナラティブ」と「ヴァイラル」で通しており、分かりにくかったです。 「narrative」は、よく考えたら「narration」と考えればよかったんだと、最後の方になってから気が付きました。😅 「viral」も「virus」と考えればよかったですね。😅 気がつくのが遅すぎました… 経済学は、必ずしも全てが合理的に説明できるものではなく、流行語、流行するフレーズ(ストーリー)に影響を受けるため、それも考慮する必要があるということだと理解しました。2022/07/01

jackbdc

11
高揚感を味わえる、特に冒頭は。中盤以降は冗長でホントかなという疑問も浮かんでくるけれども、テーマは抜群に面白い。テーマ自体新しいものでは無いが、時代のツールを用いて過去の名だたる事情を分析し、一定のレベルにまとめ上げて論じた本書は画期的である。構想力と勇気は賞賛されるべきものと思う。最も印象に残ったのは、歴史は繰り返しているという事。過去の振り返りを将来予測に活かす方法が無いとは思えない。今は黎明期ゆえに未成熟さはあるが、今後ビッグデータ時代が加速して様々なツールが解析精度を高めてくれる期待もありそう。2022/02/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17198948
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。