美貌格差―生まれつき不平等の経済学

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美貌格差―生まれつき不平等の経済学

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492314531
  • NDC分類 331
  • Cコード C3033

出版社内容情報

美人やイケメンはどれくらい得か? CEOの容姿が企業業績に影響するのか? 給料や就職から選挙、結婚まで幅広い角度から研究。

美形のお得度を真面目に測った史上初の本

見た目で生涯年収の差は2700万円?!
ブサイクな人は保護されるべき?
人の美しさをどう測る?
美しさは収入にどう影響するか?
美形効果が女性の間では小さいのはなぜか?
美形は利益にどう影響するか?
CEOがイケてるほうが業績はいい?
美しい子どもの市場なんてありえるんだろうか?
借金するにも美形はお得?
ブサイクは救えるか?
ブサイクを守らないなんて筋が通るか?
美形だったら人生バラ色?
未来の美形はどうなるか?
ブサイクなあなたに何ができる?

意外にも、着るものや化粧、整形手術に効果はない。
美形かどうかは、会社の業績、選挙の結果、融資の条件、寄付金集めにも影響する。
労働経済学の権威が20年かけて解明した「衝撃の真実」

はじめに
第1部 美形の裏側
 第1章 美貌の経済学
 第2章 見る人次第
第2部 職場での美形:なぜなにどうして
 第3章 美貌と働き手
 第4章 特定の職業における美形
 第5章 美形と雇い主
 第6章 ブサイク差別か役に立つ美形か、そしてそれはなぜか?
第3部 愛、借金、そして法律での美形
 第7章 友だち、家族、そして借金の市場における美形
 第8章 ブサイクを法律で守る
第4部 美形の先行き
 第9章 ブサイクの行く末
訳者あとがき

【著者紹介】
ダニエル・S・ハマーメッシュ
テキサス大学オースティン校教授
テキサス大学オースティン校で経済の基礎に関するスー・キリアム寄付講座の担当教授、オランダのマーストリヒト大学では労働経済学の担当教授を務める。著書に『労働需要(Labor Demand)』、『どこでも経済学(Economics Is Everywhere)』などがある。

内容説明

見た目で生涯年収の差は2700万円?!ブサイクな人は保護されるべき?着るものや化粧、整形手術に効果はない。企業業績、選挙の結果、融資の条件、寄付金集めにも影響。労働経済学の権威が20年かけて解明した「衝撃の真実」。

目次

第1部 美形の裏側(美貌の経済学;見る人次第)
第2部 職場での美形:なぜなにどうして(美貌と働き手;特定の職業における美形;美形と雇い主;ブサイク差別か役に立つ美形か、そしてそれはなぜか?)
第3部 愛、借金、そして法律での美形(友だち、家族、そして借金の市場における美形;ブサイクを法律で守る)
第4部 美形の先行き(ブサイクの行く末)

著者等紹介

ハマーメッシュ,ダニエル・S.[ハマーメッシュ,ダニエルS.] [Hamermesh,Daniel S.]
テキサス大学オースティン校で経済の基礎に関するスー・キリアム寄付講座の担当教授、オランダのマーストリヒト大学では労働経済学の担当教授を務める

望月衛[モチズキマモル]
大和投資信託リスクマネジメント部。京都大学経済学部卒業、コロンビア大学ビジネススクール修了。CFA、CIIA。投資信託などのリスク管理や評価・分析に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

R

37
不細工は損をしているから法律で保護すべきだ、まとめるとそんな感じのお話でした。生まれついて美しいということが、経済的にどれくらい効果を持つのか、あれやこれやと実験をした記録めいた読み物で、データの性質もあってか、若干古い話もあるのだけど興味深い内容でした。本質は、こういった抽象的なことも実証実験でどうにか検証していくことができるという、経済学の面白い側面を見せる内容なんだが、数字ではっきりと美しさと経済に相関があるというのが悲しい現実であります。2018/06/06

きいち

35
さまざまな文章の元ネタとなってきた論文の著者自身が表した一般向け書籍。男女を問わず、美貌の有無と収入はもちろん、就学年数や配偶者の年収、犯罪率や幸福度まで相関関係にあるという身も蓋もない事実を示したうえで、その原因が他ならぬ消費者である我々であると指摘する。はっとさせられたのは、人種についての言及のところ。ここで描かれている差別の切実さは文章から感じられるもの以上なのかも。法的対策もシャレじゃない。◇『エロティックキャピタル』の個人的戦略や『ビューティ・バイアス』の告発のほうが好きだけど、これはこれで〇。2018/04/09

ヨクト

33
残念ながら美貌格差は確かに存在する。それはある程度純粋な差別とも言える。誰もがかっこいい人や美しい人を求めるし、それは否定できない事実であろう。本書はその格差の実態を各種事例と統計を用いて分析。本書ほど、ブサイク・醜いというワードが頻繁に出てくる本はないだろう。収入、結婚相手、企業利益、幸福度、悲しいかなどれも格差は存在するようだ。最終的にブサイクな人を保護すべきかの検討まで重ねる。人種・皮膚の色・信仰・性別・出身国と同様?に生まれつきの不平等はここにも存在する。2015/04/07

壱萬弐仟縁

32
2011年初出。経済学:稀少性の学問で、稀少性が喚起する誘因を研究する(18頁)。専門は労働経済学の著者だが、先天性の経済学というジャンルも可能なのは着眼点の良さなのかも。美の研究で測り方として5点から1点の5段階評価で評点それぞれの意味を説明するのが普通(35頁)。通知表と同じでいいのか? 評価基準として、他人について否定的なことを言うことを厭う文化かどうか(42頁)。どこへ行っても年齢による評価の差がみられる(47頁)がそれは本書では扱われていない。2015/07/20

ひろ☆

23
想像してた内容の範囲内で、美人が多くの面で得なのはわかっている。2015/04/30

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