出版社内容情報
少子高齢化社会に向かう日本経済では外国人労働者問題は産業構造面・雇用面から避けることはできない。経済面のみならず社会・政策面の課題に取り組んだ注目の研究
内容説明
日米両国は外国人労働者問題にどう対応するのかグローバル・マイグレーション時代の日米比較研究。外国人労働者問題は、日本の国際化をはかる試金石であり、本格化する高齢化と労働力不足を目前にした日本が避けてとおることができない問題である。労働者・使用者に直接アプローチし、労働市場、地域・公共政策問題にも踏み込んだ日米共同研究の集大成。
目次
第1部 日本とアメリカにみる外国人労働者の実像(検討の視点;日米比較・検討の枠組み;アメリカで働く外国人労働者)
第2部 日本で働く外国人労働者:浜松調査(浜松地域の産業と労働市場;外国人労働者の実像;日本における労働生活;外国人労働者と地域社会、公共政策;外国人労働者の使用者;なぜ外国人を雇用するのか:景気や業態との関係をもとに;外国人労働者に関する公共政策の評価;展望:どこから来てどこへ)
著者等紹介
桑原靖夫[クワハラヤスオ]
1937年東京都に生まれる。慶応義塾大学経済学部卒業。コーネル大学大学院修了(1967年)。日本軽金属、日本労働研究機構、独教大学経済学部教授を経て、現在独教大学学長(2000年4月就任)。主要著書に、『国境を越える労働者』(岩波書店、1991年)、『明日の隣人 外国人労働者』(編著、東洋経済新報社、1989年)、『あなたの隣人 外国人労働者』(編著、東洋経済新報社、1993年)、『労使の関係』(放送大学教育振興会、1995年)、『先進諸国の雇用・労使関係』(編著、日本労働研究機構、2000年)、など
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