毒になるテクノロジー

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  • サイズ B6判/ページ数 321p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492223239
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C3036

内容説明

アメリカ766人への大規模調査で明らかになったソーシャルメディア、スマートフォン、マルチタスクなどのテクノロジー/メディアが脳や心に与える影響。専門家による危険度チェックと対処策つき。

目次

iDisorder:誰もがおかしな行動をとり始めている
SNSという名のナルシシズムなメディア=私、私、私
24時間365日の強迫観念的なテクノロジー・チェック
テクノロジー・ハイ:スマートフォン、SNS、携帯メール中毒
浮き沈みのサイバーライフ:仮想世界の共感と躁うつ
マルチタスクの甘い罠:テクノロジーが注意力を奪っていく
対面と画面越しのあいだ:アイデンティティの実験とコミュニケーション障害
死の恐怖に取りつかれる:痛みへの過剰反応とサイバー心気症
1グラムでも痩せたい:変わる身体イメージと摂食障害
妄想、幻覚、対人回避:テクノロジーが“統合失調症”のようにふるまわせるのか?
“見たがる”私たち:覗き見趣味とセクスティング
すべてはあなたの心のなかに

著者等紹介

ローゼン,ラリー・D.[ローゼン,ラリーD.][Rosen,Larry D.]
カリフォルニア州立大学ドミンゲスヒルズ校心理学教授。「テクノロジーの心理学」の第一人者として、25年以上にわたってアメリカを始めとする世界各国の幅広い年齢層の3万人以上を対象にテクノロジーが心に及ぼす影響を調べている。『ニューヨーク・タイムズ』『USAトゥデイ』『シカゴトリビューン』『CNN』などメディアに登場する機会も多い

チーバー,ナンシー・A.[チーバー,ナンシーA.][Cheever,Nancy A.]
カリフォルニア州立大学ドミンゲスヒルズ校准教授。専門はコミュニケーション

キャリアー,L.マーク[キャリアー,L.マーク][Carrier,L.Mark]
カリフォルニア州立大学ドミンゲスヒルズ校准教授。専門は心理学

児島修[コジマオサム]
英日翻訳者。1970年生まれ。立命館大学文学部卒業(心理学専攻)。ビジネス、IT、健康、スポーツなどの分野で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ハルマル

6
SNSの利用で「私、私、私」とナルシスト、エゴイストに陥ってしまうという章が印象に残った。心をテクノロジーに支配されてはいけないな。2018/05/18

ロンロン

6
目の前の誘惑物に気をとられると、パフォーマンスは低下する…最近、スマホの使用時間が多くて本を読む時間が減ったので、「テクノロジー休息」を入れようと思った。2014/01/16

Thinking_sketch_book

6
そこそこ面白い本です。というのは興味深い内容ですが、書き方が堅く読み辛い文章でした。内容については出来るだけ事実を使いテクノロジーと身体の不調を関連付けており、自分も共感できる項目がいくつもあり楽しめました。ですが原因や対策に対する考察が甘く、技術を排除する療法が多いことが非常に残念でした。2012/10/09

ココアにんにく

5
日々のテクノロジーとの関わりによる様々な精神的疾患の兆候や症状「iDisorder」。ネット中毒などの強迫的な使用が中心ですが他にもたくさんある。各章ごとの具体例、チェックリスト、対策などすごく興味深く読みました。ネットだけでなく身体醜形や感情伝染などはテレビの影響などメディアも様々。SNSによるうつ症状は費やす時間でなく他者との交流の質なんですね。iDisorderの回避策。自然の中を歩く、マルチタスクの頻度を下げる、テクノロジー休憩。中でもマルチタスク対処策は本書を読むきっかけだったのでうれしい2018/10/07

くさてる

4
SNSやスマートフォン、インターネットが人間に与えるネガティヴな影響に焦点を当てて、その事実と現状に迫った一冊。思っていたよりも弾劾口調のものではなく、実際に起こった事件や研究の解説が中心なので、興味深く読むことが出来た。どう判断するかは読み手に任せて提示している感じ。ただし、それらの悪影響に対してどう対処すべきかということが「自然と親しもう」とか「良い(リアルの)人間関係を築こう」とか「趣味を持とう」とかいうあたりは、なんというか、それじゃ足りないからこその現状なのではないかなという気がした。2012/10/14

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