勝者の代償―ニューエコノミーの深淵と未来

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  • サイズ B6判/ページ数 451p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492222232
  • NDC分類 330.4
  • Cコード C3036

出版社内容情報

消費者市場主義時代の幕開けで、労働者にとって過酷な社会になりつつある。米国社会を分析し、勝者であり続けるために何を犠牲にすべきかという問題を解き明かす。

内容説明

競争の果てにたどりつく地に私たちが望む“新しい生活”はあるのか。クリントン政権時の労働長官が描くコミュニティ、家族、個人の未来。

目次

1 ニューワーク(すばらしい取引の時代;技術革新の精神;変人と精神分析家;忠誠心の消滅;雇用の終焉)
2 ニューライフ(人々を一生懸命働かせるもの;自分を売り込む;ものすごく縮んでいく家族;気配りへの支払い;商品としてのコミュニティ)
3 選択(個人の選択;社会の選択)

著者等紹介

ライシュ,ロバート・B.[ライシュ,ロバートB.][Reich,Robert B.]
1946年、ペンシルバニア州に生まれる。ダートマス大学卒業後、オックスフォード大学文学修士、イエール大学法学博士を取得。ハーバード大学教授などを経て、ブランダイス大学教授(マサチューセッツ州知事選挙出馬準備中のために、現在は休職中)。カーター政権期に連邦取引委員会の政策スタッフを務め、第1期クリントン政権時代には労働長官を務めるなど、ポリシー・メーカーとしての経験も豊富。また、『ニューヨーカー』や『ポスト』、『ニューヨーク・タイムズ』、『ワシントン・ポスト』、『ウォール・ストリート・ジャーナル』などへも寄稿している

清家篤[セイケアツシ]
慶応義塾大学商学部教授、博士(商学)。専攻は労働経済学。1978年、慶応義塾大学経済学部卒業後、同大学大学院商学研究科博士課程修了。同大学商学部助手、助教授を経て、1992年より現職。この間、カリフォルニア大学訪問研究員、米国ランド研究所研究員、日本労働研究機構特別研究員、経済企画庁経済研究所客員主任研究官等を歴任。現在、年齢にかかわりなく働ける社会にする有識者会議委員(厚生労働省)、社会保障審議会委員(厚生労働省)、総合規制改革会議委員(内閣府)、未来生活懇談会座長(内閣府)などを兼務
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