出版社内容情報
財界総理に「虚業」とさげすまれたリクルート。2018年の世界時価総額トップ10は、みな「虚業」
だった。
誰よりも未来を読み解き、「情報」と「情報集約」の価値に気付き、「昭和のグーグル」を立ち上
げながら、エスタブリッシュメントに潰された男=江副浩正・リクルート創業者。しかし江副のDNA
は、たしかにリクルートに残されていた。
不遇の生涯を歩みながら「最強企業」の礎を築いた天才の生涯をドラマチックに描く。
プロローグ1984:虚業家と呼ばれた男
第一章1960:安保とリクルート
第二章再び1984:ジキルとハイド
第三章1988:リクルート事件日本の運命を変えた年
第四章1992:バブル崩壊リクルートを去った神
第五章2003:江副の徹底抗戦、江副チルドレンの奇跡
第六章2013:天才の孤独死とリクルートの変貌
エピローグ2014:虚業、三十年後の大逆襲
内容説明
グーグルの「検索」を先取り。独自の「クラウド・コンピューティング」。読売新聞と「全面戦争」。電通から「広告」を奪う。日・米・欧を結ぶ「コンピューター・ネットワーク」。世界の「コンピューターの天才」をかき集める…日本にも、こんな経営者がいた!
目次
第1部 1960(ユニコーンの誕生;紙のグーグル;進撃のダイバーシティー;「日本型経営」を叩き潰せ;APPI;打倒Y)
第2部 1984(江副か稲盛か;森田の未来、真藤の未来、江副の未来;情報の海へ―ALL HANDS ON DECK!(総員配置につけ!))
第3部 1989―昭和の終焉・平成の夜明け(変容;情報が人間を熱くする;世紀のスクープ;反転;「おまえら。もっといかがわしくなれ!」)
著者等紹介
大西康之[オオニシヤスユキ]
1965年生まれ。愛知県出身。1988年早稲田大学法学部卒業、日本経済新聞社入社。欧州総局(ロンドン)、日本経済新聞編集委員、日経ビジネス編集委員などを経て2016年4月に独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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trazom
ひろき@巨人の肩
TakaUP48
速読おやじ
harass