内容説明
日本が戦争へと傾斜していった昭和初期にあって、ひとり敢然と軍部を批判し続けた石橋湛山(後の第55代内閣総理大臣)。その壮烈なる言論戦を、戦争を煽りに煽った大新聞との対比で描き出した不朽の名作。
目次
序章 その男性的気概
第1章 「大日本主義」を捨てよ
第2章 統帥権干犯の残したもの
第3章 日本は満洲を必要とせぬ
第4章 理想国家とは何なのか
第5章 天下を順わしむる道
終章 醜態を示すなかれ
著者等紹介
半藤一利[ハンドウカズトシ]
1930年東京向島生まれ。東京大学文学部卒業後、文藝春秋入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、取締役などを経て作家。『漱石先生ぞな、もし』で第12回新田次郎文学賞を、『ノモンハンの夏』で第7回山本七平賞を、『昭和史』で第60回毎日出版文化賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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