内容説明
服飾史研究の泰斗・丹野郁博士の多年に渡るフィールドワーク(服飾史資料の調査および撮影・蒐集)の貴重な成果を図録として集成した至便な一冊。ロング・セラー『西洋服飾史(増訂版)』に準拠しながら、多くの資料写真・図版で構成した図説版の西洋服飾史。テキスト版である前著と併読することで、西洋服飾史への理解は一層深まる。
目次
古代(エジプト;西アジア ほか)
中世(ビザンティン;サラセンとフランク ほか)
近世(バロック)
近代(ロココ(18世紀の服飾)
フランス革命期(1789年~1795年) ほか)
現代(末期バッスル調(1871年~1900年)
アール・ヌーヴォーとナチュラル・スタイル(1890年~1910年) ほか)
著者等紹介
丹野郁[タンノカオル]
1938年東京女子高等師範学校家事科卒業。1951‐54年オレゴン州立大学家政学部、ソルボンヌ大学文学部にて西欧服飾史の研究。1956‐58年東京大学文学部美学美術史学科研究員。1960‐70年服飾史関係の資料収集のため、2~3年毎に6カ月ずつ渡欧。1990年勲三等宝冠章受章。現在、埼玉大学名誉教授、国際服飾学会会長、文学博士。著書に、『近代西欧服飾発達文化史』(日本風俗史学会第一回「江馬賞」受賞)(光生館、1963年)、『南蛮服飾の研究』(日本家政学会賞受賞)(雄山閣出版、1976年)など。国際服飾学会会長、服飾美学会、ジャポネズリー研究学会、地中海学会、ユネスコ・イコム・コスチューム部門国際委員会委員、ほか所属
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