内容説明
デスク、椅子、照明、ペン、眼鏡、カバンから電子手帳、電子辞書、電子百科、デジカメ、ネット検索まで知的生産のための環境と方法を考える。
目次
1 デジタル書斎の構築(デジタル書斎に似合うデスク;書斎椅子の話 ほか)
2 デジタル書斎の方法(インターネット検索の可能性;インターネットで本探し ほか)
3 書斎生活その日その日(ホームページは一日にして成らず;メディア環境と読書 ほか)
4 電子書斎の周辺(オンラインショップでペン探し;電子手帳とシステム手帳 ほか)
巻末エッセイ インターネットと知的生産
著者等紹介
紀田順一郎[キダジュンイチロウ]
1935年神奈川県横浜市に生まれる。評論家、作家。1958年慶応義塾大学経済学部卒業。書誌学、メディア論を専攻。出版論、書物論、近代史、日本語とコンピュータなどの分野の評論のほか、古書をテーマとした推理小説も手がける。パソコン、インターネットはその登場初期から調査、執筆に活用している
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感想・レビュー
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讃壽鐵朗
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刊行当時は、書斎をデジタル化する最新情報が書かれていて興奮したのだが、誰も読んでいないとは、時の流れを感ずる
讃壽鐵朗
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紀田順一郎先生(敢えてこう書かざるを得ない)の本は殆ど読んでいる。かつて書斎生活術なる本が出ているが、本書は特にITをも含んでいる現代版と言える。 そもそも著者が勤め人から思い切ってこの世界に入ったことに感銘を受けるが、その後もその道を貫いていることは素晴らしい。 書斎を持っている人は是非とも読むべき本。2013/11/28
おらひらお
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2002年初版。著者は現在70代後半だが(執筆当時60代後半)だが、文章に古臭さがなく、新しい機器にも積極的に取り組んでいることに共感が持てる。蔵書は自然とは減らないことを意識しなくてはならない。2011/03/06
南註亭
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紀田氏の本は基本的にお薦めなのだが、本書は文庫か新書判で出すのが妥当。つまり高いです。★2009/06/21