目次
1 数学の考え方―方程式を例にして(つるかめ算から連立方程式へ;連立方程式から行列へ;幾何学的視点からみた連立方程式)
2 数とは何か―古代ギリシアから19世紀実数論の完成まで(整数のもつ性質;整数の合同;分数と循環小数;新しい数の体系―可換環と有限体;実数とは何か、どう定義できるのか?)
3 座標―幾何から代数へ(三平方の定理と三角比;平面座標と三角函数;幾何から代数へ―角の二等分と作図問題)
4 ベクトルとベクトル空間(幾何ベクトルから数ベクトルへ;ベクトル空間;線形写線;内積と内積空間―幾何ベクトルの復活)
5 方程式を解く(多項式と方程式;複素数;代数学の基本定理と3次・4次方程式の根;アーベルが考えたこと―方程式を代数的に解くことの意味;ラグランジュからガロアへ―方程式と群)
著者等紹介
上野健爾[ウエノケンジ]
東京大学理学部数学科卒業。理学博士。現在、四日市大学関孝和数学研究所所長。京都大学名誉教授。専門は、複素多様体論。現在は複素多様体論の応用として数理物理学の共形場理論を研究し、3次元トポロジーへの応用を試みている。また毎年1月に高校生向けの現代数学入門講座を開講してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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