内容説明
物理学者、随筆家、俳人として知られる寅彦は、災害や防災についても多くの研究と著作を残している。進まない地震予知、手遅れとなりがちな災害への対応を見なおすため、古くて新しい寅彦の視点がいま甦る。
目次
第1部 自然と災害(寺田寅彦の物理学と災害論;粉体力学と粉体流の災害;雲仙火砕流の災害;火災論と災害;関東大震災と地震学;地震に伴う発光現象;地震の前兆現象)
第2部 人と災害(寺田と気象学;航空船の爆発事故;飛行艇の遭難事故;生命現象の謎とき;経営のアポカリプス)
著者等紹介
小林惟司[コバヤシタダシ]
1930年横浜市に生まれる。1953年慶応義塾大学経済学部卒業。現在、千葉商科大学大学院商学研究科客員教授。商学博士。日本文芸家協会会員
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