内容説明
ウィーツィの娘、チェロキーは高校生になり、ロックバンドを結成した。恋人のラファエルがヴォーカル&ギター、姉妹同然に育った魔女の子ウィッチ・ベイビがドラム、メキシコから舞い戻ってきたエンジェル・フアンがベース。親たちが映画の撮影で南米に滞在中、LAのナイトクラブで“ゴート・ガイズ”の初のライヴが決まる。観客を魅了するにはどうすればいい?悩んだチェロキーは賢い友人コヨーテから、インディアンのスピリットを借りて、メンバーそれぞれに不思議な力を与えるプレゼントをしようと思いつく。子どもから大人へ―ティーンエイジ・スピリットの炸裂する第三弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
冬見
18
チェロキー・バットはラファエル、ウィッチ・ベイビ、エンジェルと一緒にロックバンドを組むことに。翼、後脚、角、蹄。チェロキーは、メンバーに不思議な力を持つプレゼントをするが……。ウィッチ・ベイビが大好きで、チェロキー目線の彼女は新鮮だった。繊細でスウィートでワイルドな、紫の瞳の女の子! 彼女が「エンジェルは花火。彼が私の目に映る花に気づいてくれたらいいのに」と思うシーンが印象に残っている。4人とも、境界を漂っている。「大人なのに!」って叫びたくなってしまった時点で子どもなのかもしれない。2018/02/06
Apollo
1
前作は小さな子どもだったチェロキーやウィッチ・ベイビが、はや高校生。背伸びすること、大事。少し無理してケガした場合には、大人の力を借りてもいいから自分で対処すること。そうやって少しずつ大人になってゆく。パワフルでフリーダムなティーンエイジャーたち、大好き。2022/10/02
shibatay
0
再読2010/07/12
kimumaki
0
ウィーツィー達が出かけている間に起こるお話。みんな高校生位に成長して親達から自立していくテーマをバンドをからめて描かれている。この作品あたりから表現が更に詩的で幻想的になってきたような気がする。いろんな獣の力を借りたりコヨーテに助けを求めたり。この作品でみんな少し大人になった。2005/07/23