創元ノヴェルズ<br> 12月の扉〈下〉

創元ノヴェルズ
12月の扉〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 332p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784488800079
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

誰かがメラニーを欲しがっていた。別の誰かは少女の死を望んでいた。そして街を覆う姿なき殺人鬼の影。一見無関係な男たちが、叩きつぶされて次々に惨殺されてゆく。すべての中心にこの9歳の少女メラニーがいた。沈黙を破って少女が叫ぶ。「あれが来る、あれが来てみんなを食べちゃう!」はたしてローラに、娘を守り抜くことができるか!?恐怖は、もうすぐそこまでやって来ている。…。究極のホラー・エンタテイメント超大作!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さといも

18
メラニーが可哀想で可哀想で。最後は涙して読みました。メラニーこれからは安心して幸せになって貰いたい。無残な殺され方をした方は、されても仕方ない事をしたんだ!!大人しく死んどけ!!と腹がたって仕方なかった。上巻で思った通りの結果だったけれど面白かったです。2018/01/10

siva

15
久しぶりのクーンツ、かなり昔の作品だが初読。筆が走ってます、クーンツらしい方向で(褒め言葉になってない?)人間業とは思えないような連続虐殺。クーンツなので犯人はわりと早めにわかります。謎解きを楽しむ作家じゃないしね。ラスト、この事件を社会的にどう決着つけるのかがほったらかしだ・・2015/03/26

はんみみ

10
予想通りの決着だけど面白かった。少女に行われてた事も想像ついていたけど、分かった上で再読したら、スプラッタの部分にスカッとするのかな2015/01/28

白のヒメ

10
主人公の娘の人体実験に関わっていた人物10人が、次々と不可思議な殺され方をする。多数の目撃者もあるのに、ポルターガイストとしか思えない驚愕の殺人事件。そして「あれ」が何か分かった時、少女を守るのは母親の捨て身の「愛」だけだった。「忘れることが治癒」物語の最後の言葉が印象的だ。人間が神様に貰った祝福の一つは「忘却」だと思う。悲しい物語だった。少女が救われますように。2013/05/31

bluemint

8
前半が少し長く感じた。登場人物のキャラクターがはっきり善悪に分かれていて、わかりやすい反面物語の厚みを損なっていると思う。まあ、キングならこの3倍は描き込むだろうし、そうなれば読むのに疲れるので、無い物ねだりになるな。かけた時間分はしっかり楽しませてもらいました。この作品以後、クーンツの邦訳がドッと出てくるのでした。2021/12/27

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