内容説明
ただ一人の富豪が所有する、この世に一台きりのタイムマシンが世界を変えてしまった。過去に干渉することで突然、目の前の相手が見知らぬ人間に変わり、見慣れた建物が姿を変えてしまうのだ。おれは私立探偵。だが、常に歴史が変わる―現在が変わりつづけるこの世界で、探偵に何ができるというのだろう。そのおれが、ある日、当の富豪に雇われた。奴は何者?空前絶後の時間SF。
著者等紹介
鏡明[カガミアキラ]
1948年山形県生まれ。作家、翻訳家、評論家。早稲田大学文学部卒。学生時代よりSF同人誌で活躍。1970年にメリット『蜃気楼の戦士』で翻訳家デビュー。同年、短編「オム」を発表し作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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