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創元SF文庫
メモリー〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 366p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488698133
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

脳内の記憶チップが機能不全を起こし、記憶が混乱し暴れ出すイリヤン長官。彼に面会を求めるが、機密保安庁に拒まれつづけたマイルズは、なんと皇帝直属の聴聞卿という特権的な地位を手に入れる。それでも事実究明は困難をきわめた。やがて彼は、ひとつの手がかりにたどりつくが…奇怪にもそれをみつけた場所には、出入りしたはずのないマイルズの入室記録が残っていたのだ。

著者等紹介

小木曽絢子[オギソアヤコ]
東京女子大学文学部英米文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こふく

15
そうなるの?!からの、そうもなるのか! 生還したマイルズがバラヤーで新しい自分を見つける旅。イワン、イリヤン、クイン、タウラ、それぞれがそれぞれの居場所へ…胸熱すぎた!2024/01/27

くたくた

13
イリヤンの思いがけない災難を軸に、マイルズの人生が大きく転換。自分は何者か、という青春の悩みからやっと脱却して大人になる。やれやれ。イリアンの公人としての人生はマイルズの人生と重なっている。イリヤンの思い、グレゴールの兄弟愛、イワン、アリスの、ヴォルコシガン親子の深い愛情、そういう想いが濃厚にミックスされて、マイルズを次の人生のステップに押し上げたような。なんというか癒しのための一冊だ。イリヤンがただの小父さんになっちゃったのはご愛嬌。彼には余生を楽しんでほしいな。マイルズのこれからがますます楽しみです。2017/01/16

Masa

11
読了。もう、なんか、なんと言ったらいいのかなぁ。まさかこう持ってきたか、と。完全に予想を裏切られました。物語が進むに連れて時間もしっかり進んでいるということなんでしょうけれど……。もう相変わらず抜群に面白いんです。夜を徹して読むくらい面白いんです。でもなぁ、こう終わるかぁ、と。思わず、『ミラー衛生衝突』の巻頭紹介とか読んでしまうわけですよ。いやもう嘘でしょと。『ミラー・ダンス』が転換期だと思っていたのですが、間違いなくこちらがそれでした。次読むの怖いなぁ。すごく悩んでいます。2019/04/15

本の蟲

10
マイルズ・ヴォルコシガン、三十にして立つ。生来のハンディキャップ。自身を縛るバラヤーの伝統や祖父の執念。それらを撥ね退けるため、勝利を!成果を!とひたすら進み続け、成功していたマイルズ。しかしネイスミス提督というペルソナの終焉と同時に起こった、機密保安庁イリアン長官を襲った異常事態。その捜査を行う中で、本来の自分と向き合うことに。周囲でロマンスが花開く中、変わらず独り身のわびしさを感じてるマイルズが微笑ましい。次作で良い事待ってるから元気出せ(笑)2020/11/19

Ribes triste

10
本筋とは関係ないが、恋の嵐が吹き荒れる。皇帝は婚約してしまうし、いつの間にかレディ・アリスとイリアンはラブラブだし、ガレーニに幼なじみのデリアを取られてイワンは呆然。そしてマイルズはクインとの別れを迎える。それもこの後に続く物語への布石なんですが。2017/02/23

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