創元SF文庫
メモリー〈上〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 388p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488698126
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

特命作戦の遂行中、マイルズは低温蘇生の後遺症による発作を起こし、救出すべき捕虜を死なせかけてしまう。だが彼は発作の一件を隠して機密保安庁に報告し…結果、イリヤン長官から最悪というべき処分を受けた。失意のあまり館にひきこもるマイルズ。時まさに、青年皇帝の婚約話がもちあがり、周囲が慌ただしさを増すなか、新たな危機が―長官の身を思わぬ異変が襲ったのだ。

著者等紹介

小木曽絢子[オギソアヤコ]
東京女子大学文学部英米文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こふく

14
マイルズと一緒に回顧し、過去を振り返りつつ、未来へ向かう旅。上巻やのにずっと泣けるのは、マイルズたちと共に成長してきた読者の特権!そして物語はまさかの展開に…2024/01/27

くたくた

12
感想は下巻で。2017/01/16

スターライト

12
『ミラーダンス』でのミッション後の後遺症で「発作」が出るようになったマイルズは、機密保安庁のヴォルベルグ救出作戦でそれが起こり、重傷を負わせてしまう。そのことが露見することを恐れたマイルズは、嘘の報告書を提出するがイリヤン長官にばれてしまい、医療退役に処せられてしまう。ところがその後、そのイリヤンが原因不明の異変が襲った。厳戒態勢で医療を受けるイリヤンを、頭部に埋め込んだチップの単なる不良などではないと危惧したマイルズだったが、犯人候補のトップに上げられたため、後任長官から接近を拒まれてしまう。以下下巻。2021/03/29

本の蟲

12
本作を飛ばして先に『ミラー衛星衝突』を読んでいたが、補完読了の『ヴォルコシガン・サガ』邦訳第10作。蘇生したマイルズの後遺症。ネイスミス提督引退と聴聞卿就任の顛末。次作では戸惑いつつも、新たな立場を前向きに受け入れていたが、やっぱり色々あった模様。後遺症によるミスとやってはいけない報告書改竄がばれて、マイルズは保安庁を医療除隊することに。失意のどんぞこに沈むマイルズは、自身のこれまでを振り返り、ヴォルコシガン家が治める領地を訪ねる。このあたり、第3作『無限の境界』収録の「喪の山」必読2020/11/18

Ribes triste

10
自らの深刻な後遺症の隠蔽工作が露見、機密保安庁を追われるマイルズ。これまでの軍人としての華々しいキャリアを全て失い、ヴォル卿として新たな自分を見つけていく物語。というとカッコいいですが、相変わらずのドタバタです。緊急事態のイリアン長官を救出すべく事件に片足をつっこんだのですが…。時々、大笑いしながら読んでます。いざ下巻へ。2017/02/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/417143
  • ご注意事項