創元SF文庫<br> 名誉のかけら

創元SF文庫
名誉のかけら

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  • サイズ 文庫判/ページ数 412p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488698065
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

wata

63
敵同士でも、命がけの境遇を共にして過ごしたら、お互いなくてはならない存在に?!女性兵士コーデリア強し!私は絶対兵士にはなれないや(^^;2016/11/23

こふく

17
毎回このシリーズには心が震える!本作はマイルズの両親のお話で、主役はコーデリア。マイルズが二人の子どもなのが改めてわかるね。イリヤン~!そしてボサリの過去(刊行順時系列により)にはもう…苦しくて。本当に面白い!楽しみ、哀しみ、焦り、喜びがページをめくる度に襲ってくる!メイヒューまで!いつも読了後に感動の余韻と、物語を読み終わった喪失感が。大人のSFファンタジー。さて次はバラヤー内乱かな♪2020/01/10

Masa

15
読了。なんて贅沢な1冊だろう。日本の刊行順もまんざら捨てたものじゃないなと。ある程度マイルズの活躍を読んでからアラールとコーデリアの話を読むとすごい感慨深かったです。エピローグが素晴らしくいい。ビジョルドがアン・マキャフリーみたくなるだろうと言ったバルチモアの読者って何者?(マキャフリーは既読1冊。やはり読まなければ) 年譜がついているのもいい。そして、処女作でこんなの書き上げてくるビジョルドにやはり脱帽。趣味ですら、自分で書くのが恥ずかしくなるくらいの1冊。間違いなく名著。読んで良かった。2019/03/01

くたくた

15
読了。マイルズの両親の馴れ初め話。途中コーデリアがやすやすとバラヤーに現れた辺りはちょっと簡単過ぎない?と思ったけど、まあいいか。マイルズが両親から何を受け継いだのかよくわかる。この親にしてこの子あり、胃弱は父親似だね。劇的な盛り上がりってのはなくて、全編なだらかな丘陵地帯みたいな充実感。ピョートル将軍もアラールも、みんな大好きだ。これもお気に入りのコウデルカの負傷の経緯も明らかになった。厳格な帝政とお馬鹿な民主制って対比はスペオペの定番だけど、世の人は実は明確な支配に憧れるものなのだろうか?2017/01/21

鐵太郎

14
出版順序はともかく、これはビジョルドという作家の最初の作品であり、すべての母胎となった物語だそうです。狂気と駆け引き、名誉と意地。端役の隅々まで光る、登場人物たち。一度は人生に失敗した、しょぼくれた二人の中年の男女の、驚くべき、勇敢な、楽しい、恋物語です。2005/06/11

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