内容説明
〈七領土〉の法の及ばぬ地,ドライ・タウン。血の色の夕陽を背に、野営する一団の姿があった。彼女ら―フリー・アマゾンがアーデス家のロアーナから受けた密命とは、13年前この地の暴君ジャラクに連れ去られた従姉妹メローラを救出することだった…。はたして襲撃は成功するか。運命の子、メローラの娘ジュエルは、このときまだ12歳である…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鐵太郎
6
人の思いとは、なんとすれ違っていくものなのか。この本は、今読み直した印象ですが、このシリーズの中で一番メッセージがはっきりしていて、一番お話がまとまっているのではないかな。この続編に、ちょっと期待します。続編はこの本の時代から12年後、運命の子ジュエルを中心に進みます。 2010/07/05
でんか
5
蔵書整理で再読中。なんかね、読んでてつらい本だった。ドライ・タウンでは、女は、鎖でつながれてしまうんですよ。どうです、この人を人とも思わぬ扱い。フリーアマゾンたちに救出を依頼するんですが、なんちゅうか、なんとなーく読んでてどんより。わりとそういう色彩の強い一冊です。でも短いのでまだいいのかな。2017/10/20
rie_846
1
再読。初読の頃はジュエルに感情移入をし、次にロアーナ、今はキンドラ。長い間何度も読み返したものだ、と感慨深い。2012/09/13
冬至楼均
0
フリーアマゾンテーマが重い。2013/01/18
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