感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スターライト
8
ゼラズニイのファンタジー『魔性の子』の続篇。しかし前作を読んでいなくても、本書の通読には特別困らない。父親が残した七体の魔神像の謎の解明の最中、ベルケン山中で4年に1度魔術師の寄合いがあることを知ったポル。魔術の腕を磨くため、その地に旅立つが…。正規の修行を経ていない”外道”であるポルのお供は、憎めない盗賊マウスグラヴと竜のムーンバード。彼らに様々な魔術師が現れ、そこで繰り広げられる魔術合戦には思わず胸躍る。合戦中に明かされるポルとラリックの関係には吃驚。続篇の可能性を残しつつ終了するが、ないのは残念。2018/06/04
冬至楼均
1
親の因果が子に報い。2015/01/18
sugsyu
0
再読。前作「魔性の子」の続編に、謎の語り手を据えるのは面白い趣向。北欧神話じみた異世界のビジョンが凄まじいだけに、黒幕周りのプロットが込み入りすぎている感が惜しい。2021/02/09