創元SF文庫
戦う都市〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 318p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488683054
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

銀河系は外辺部、一つの宇宙ステーションがあった。ここを管理するのは人間の脳。シメオンという名の脳だ。ステーション内の異状なら、自分の体のことのように察知する。近頃トラブルつづきの彼に、さらに追い撃ちをかけるような事態が発生した。操縦不能のおんぼろ船がステーションめがけて突っ込んでくる。人口1万5千の都市は始まって以来の大ピンチ。シリーズ第三弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

瀧ながれ

21
『歌う船』シリーズなので、主人公は宇宙ステーションの「脳」シメオン。新しいパートナーのシャンナとは、性別や肉体があるなしの違いで、はじめのうちうまくいかないけど、それは「相棒」ものの宿命。かならず噛み合うときがくるので、そこは信じてます。彼らに予告される宇宙海賊の襲来。シメオンに武器はない、ステーションだから。シメオンは逃亡できない、ステーションだから!スリルのなかに、宇宙船の「脳」であることの万能さと危うさも語られて、シメオンはどうか傷付かずに生き延びてほしいと、強く思いながら下巻に続く。2015/08/14

仮面堂

3
細かい感想は下巻読了後。ヘルヴァが名前だけチラリと登場。2016/12/05

みつき

2
旅立つ船が好きすぎて霞んでしまった……! 下巻読破後にまた。2016/06/22

ブー

2
「歌う船」シリーズの第三弾・初の上下巻。今回は船ではなくステーション。また、ブレインは男性で、ブローンは女性と今までとは逆。前半は、赴任してきたばかりのブローンとの確執で物語は進んで行くが、途中からの事件がきっかけで徐々に和解していく。途中で、ヘルヴァの記載があったのはとでもワクワクした。対海賊用準備の途中で下巻に続いているため、とても気になる終わり方。でも、攻撃されていた船が一瞬「ティア」ではないかと思ったのだが、「ティア」ではなかったのは良かった。2010/12/04

佐藤司

1
相変わらず面白い、が、バリエーションの拡大に伴って「殻人」という設定がいかに扱いが難しいかが浮き彫りにもなる。元祖「歌う船」は短編集なのでまとまっているが、長編になると果たして「殻人」という設定が必要不可欠なものなのかどうかもやもやが頭を離れなくなる。実際シメオンは良くできたAIでも成立するんじゃない?この話。2015/06/17

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