創元推理文庫<br> 銀河帝国の崩壊

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創元推理文庫
銀河帝国の崩壊

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  • サイズ 文庫判/ページ数 212p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488611019
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

11
トールキン『指輪物語』に触発されて冒険物語パターンに書き換えられた『都市と星』と比べると、本書は作者の問題設定が前面に出ているように見える。砂漠化した数億年後の地球で、歯も爪も臍も不要な不死の人々が暮らすダイアスパーと、死を受け入れて言葉でなく精神で会話しつつ自然と共存する人々が暮らすリスは、進化論の系統発生と個体発生の擬人化とも見える。物語は、遺伝を保守して外を閉め出す側と適応し学習する側が分化した両者の間に精神のみの神的存在が介入し、進化の起源を崩壊の始まりとして設定して数億年前の記憶の探索に向かう。2023/09/13

月をみるもの

7
"Here on the level sand, between the sea and land, what shall I do or write against the fall of night?"2017/12/23

織田秋葉

6
「都市と星」を読んでどこがどう違うのかしら、と思って読み返してみたんだけれど、あまりに同じすぎて、逆にどこが違うのかよくわからなくなって、今度は都市と星を読み返すことを決意するのでありました…。 都市と星では道化の位置づけであったロアデンがこちらではかなりの重要人物。アルビンの最大の理解者になってます。都市と~のゼゼラックの位置づけですね。 最初読んだ時はイマイチ…って思ってたんですが、都市と~は好きだっただけに、内容が同じなもんだから、なんでイマイチって思ったんだろうって不思議になっている。2017/01/07

すがし

3
訳が最悪。第一題名がおかしい。原題は「against the fall of night」英語さっぱりな私に気の利いた和訳などできるはずもないが、頭に「against」とある。そして「夜」……どうやら「暗闇に立ち向かう……抵抗する」というそういう意味らしいということは分かる。それがどうして「銀河帝国の崩壊」やねん!! 題名だけでなく内容にも、専門用語に対する理解が不足しているだとかいう問題ではなく、根本的に日本語がおかしい文章が続出。せっかくのクラークの処女作の清新な味わいが台無しである。非常に残念な作2010/02/28

けいちゃっぷ

2
この本がクラークとの最初の出会いだったのは、私にとって不幸だったのかも・・・。

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