内容説明
若き英国貴族夫妻が乗った船で反乱が起こり、二人はアフリカ大陸の浜辺にとり残された。赤ん坊が生まれるが、夫妻は死亡する。だがその子は類人猿に拾われ、彼らの仲間として、優れた知恵を武器に逞しく成長した。彼こそは密林の王者ターザンである。ある日彼は浜辺の小屋で人骨と本を発見した。折りしも浜辺には白人たちの探検隊が上陸する。20世紀最大の冒険作家バローズの傑作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たみ
11
原書は1914年、アメリカの小説。ジャングルで育ったターザンの冒険&初恋の物語。ディズニーアニメで何度も見た大好きなキャラクター(声:金城武さん)の原作を初めて読みました。時代もあってか人種差別的な記述もありますが、アニメとは全く違う冒険にわくわく。それにターザンの勤勉なこと!独学で字も読めるし書ける。ひえぇ。ターザンが「イギリスの貴公子」の血筋というのにビックリ。ストーリー上、この血筋は重要なポイントのようです。夢のような冒険の反面、恋愛は現実的。ラストのセリフにはしびれました。続きも読みたい!2014/11/29
miroku
8
ア~アア~ッ! 眠るな、私の中の野生!!2011/12/08
Riopapa
5
人種差別あり,階級差別あり。時代だから仕方ないか。昔,テレビで映画を見たことがあり,子供のころに絵本で知っていた話と全然違うなと思っていたが,原作に沿っていたんだと分かった。言語習得のところは面白かった。文字から入って,発音もできずに,本を読めるようになるとは。2020/03/23
ちぬ
4
火星シリーズが読みたいけど、金が溜まるまでの繋ぎとして読んだ。しかしながら充分な面白さだった。特に結末が良い。単純なハッピーエンドにせずに、ターザンの人間的魅力を惹き立てている。購入して正解だった。2010/11/14
夏目
3
予想外の面白さ 2011/10/26