内容説明
ハードーン王国アンカーは、魔法の力を試そうとして、あろうことか、エルスペスらが虚空に追いやった“隼殺し”を呼び込んでしまう。“隼殺し”の力を手中に、自らの魔法の師を出し抜こうとするアンカー。一方、ヴァルデマールに戻ったエルスペスらが、ハードーン国との戦いに備えるその裏で、“隼殺し”にからだを乗っ取られた若者、アン=デシャの秘かな戦いが続いていた。
著者等紹介
山口緑[ヤマグチミドリ]
1958年京都生まれ。同志社大学大学院修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Masa
5
読了。長かったこの三部作も完結! でもあのラストって? うーん? うーん? エルスペスも<暗き風>も最後にはまぁまぁ好きなキャラクタになっていましたが……。ヴァルデマール年代記、好きになれるかちょっと自信なしです。2022/10/16
しまっち。
2
最後にどどっと一気に畳みかけての一応のハッピーエンド。目に見えた悪者は排除され、カップルは皆幸せって感じ。ケロウィンも活躍でうれしい。でも、怪しい東の帝国の影やらまだまだ心配の種は残り、まだまだ続くのですね。どこまで大きくなっていくのだ?この年代記は。でもとにかく面白いわけで、一気に読んできたので少しインターバルを置きつつも、制覇していきたい。2014/09/24
すけきよ
2
イマイチ感想ないなぁ。駆け足というか、ダイジェストみたいというか、もう1冊分くらいあった方が良かったような。この厚さで、活躍させるべきキャラが多いから、一人一人の掘り下げが浅く、全体的にもったいない。ナイアラがメインの一人に据えられてるけど、その相手のスキッフは印象ないしなぁ。〈もとめ〉が活躍しすぎ(笑)年代記ならではの、以前のキャラが言及されたりするのは楽しいんだけど、基本的にヴァルデマール用語とキャラの名前を忘れちゃってるんで、もうちょい刊行ペースを早くして欲しい……2007/11/05
クイックラック
1
宿命の囁き、失われし一族で丁寧に描かれた「魔法って何?」が分かりやすく実践される伝説の森。 魔法の門や〈賢者〉の登場に心踊る。正直黒ずくめで気っ風の良い口調のしゃがれ声の誓いをたてし者、ってあの人を彷彿させて違う意味でドキドキしたよ(笑) 次はヴァルデマールの嵐三部作だ!2019/08/14
みっくん
1
アンカーの後ろが隼殺しなんですよね・・・?これに魅力を感じるか・・・? とりあえず善玉サイドが皆しあわせになりました。2017/02/26