創元推理文庫
魔法泥棒

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  • サイズ 文庫判/ページ数 490p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488572112
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

この地球のもろもろの技術が、異世界にこっそり盗みとられている!なんとかそれを阻止するべく、魔法使い評議会のメンバーによる異世界襲撃隊が結成された。ところが予定外の事故のせいで、メンバーで生き残ったのは女性五人だけ。そこへ密航者の母子も加わり、地球の魔女たちの奇想天外な襲撃作戦がはじまった。おなじみ英国児童文学の女王ジョーンズの愉快なファンタジー。

著者等紹介

原島文世[ハラシマフミヨ]
群馬県生まれ。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふーてー

6
久しぶりにダイアナ・ウィン・ジョーンズ。児童書のジョーンズさんの方が馴染みがあるから、それに比べると、翻訳された言葉もちょっと難しくて、ちょっと読みにくい。アルスの用語が特に…。でも、さすが、たくさんの登場人物たちのいろんな視点が切り替わるにつれて、次第に全体が見えてくると、拓けた世界観は面白かった。2017/02/11

ワッピー

6
類似体の謎とか、霊猿とその宿敵のあたりに唐突さを感じるところもありますが、クライマックスに向けて最初は密やかに、そして中盤以降は怒涛のごとく進行します。女性の切り込み部隊の活躍、アルスの秩序崩壊、マーセニーの陰謀と実にきらびやかな展開。2012/04/14

sunoko

4
序盤のハードルが高かったけど、物語の最後、登場人物たちが一斉に動き出して全部が崩れていく様子はダイナミックで楽しい。地球の技術を盗む世界アルスに乗り込んだ女性陣の個性的・・・というか奔放さはなんだかニヤニヤさせられるところがある。2011/12/02

ねこつり

4
転げ落ちる車輪が徐々に加速しつつ迷走する展開は多弁で饒舌なDWJならでは。中盤以降の力強い吸引力が素晴らしかった。2009/12/27

aoyami

3
原作がイギリスで出版されたのは1992年。その年ですでに地球温暖化が世界の問題であると捉えていたんだということに感動する。また、活躍する女性たちが、エリートで美人であるということを差し置いても、主体的で行動力のある様に痛快さを感じた。そんな中でもヒロインであるジーラがシングルマザーとして苦しみ、抑圧を抱え、自己を解放しきれない人格であるというコントラストも面白かった。魔法がどういうものか、親切な説明がなく話が進むので、もやもやを抱えたまま読み進めなければならなかった。生得権がどういう魔法か今も考えている。2021/01/05

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