内容説明
こんな都会に妖精郷が存在する。ジャッキーだって最初は信じていなかった。でもあの晩、暴走族に追い回されていた人影は人間にしては小さすぎた。小男は目前で轢かれ、あとに残るは灰と赤い帽子のみ。そこで彼女が恐る恐るかぶってみると…見慣れていたはずの町は妖精たちで一杯。おまけにその別世界で巨人退治の大役を命ぜられてしまうなんて。元気な現代ファンタジィ。キャスパー賞受賞作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
椿子
5
良質のファンタジー。現実世界とファンタジーの世界が繋がっている設定っていうのが好みなので読んでみたのですが、面白かったです。若干現実世界の描写が時代を感じさせますが、ファンタジー部分は、なかなか本格的。山口美由紀さんの「フィーメンニンは謳う」を思い出してしまった。2014/10/21
ひらく
1
大人の女性（働いて自活してるってだけでまだ19歳だけど）が主人公のファンタジーって気分的に新鮮。勇気を出して仲間と手を取り合って真正面から大きな力に立ち向かう、ド直球冒険モノで主人公たちが追い詰められるたび手に汗握ってどきどきして楽しかった！ゴージャッキーゴーゴーゴー！2019/10/16
菱沼
1
佐竹美保さんの表紙にひかれて手にとった。映画にしたらおもしろそうだ。最近「映画なら面白そう」と思う本がときどきある。行間の味わいより表面の事象がめまぐるしい物語ということなのかもしれない。『ハリー・ポッター』シリーズも最初からそう感じながら読んでいたっけ。偶然と幸運のおかげで深い考えもなく術師となったジャッキー。そんなもんなのかな、と思う反面、物語の醍醐味も味わいたい。2019/01/07
まさと
0
舞台になっているオタワには行った事がある筈なんだけど、全く記憶にない。もったいない事をしてしまったｗ2012/10/03
柚木
0
世界観が好き。ジャッキーの性格も。☆☆☆☆
