創元推理文庫<br> フランケンシュタイン

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創元推理文庫
フランケンシュタイン

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  • サイズ 文庫判/ページ数 329p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488532017
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

あまりにも有名な不朽の名作
●柴田元幸氏推薦――「映画もいいが原作はモンスターの人物造型の深さが圧倒的。創元推理文庫版は解説も素晴らしい。」

11月も雨の寂しい夜、消えかかる蝋燭の薄明かりの下でそれは誕生した。解剖室などから各器官を寄せ集め、つぎはぎされた体。血管や筋が透けて見える黄色い皮膚。そして茶色くうるんだ目。若き天才科学者フランケンシュタインが生命の真理を究めて創りあげた物、それがこの見るもおぞましい怪物だったとは! 解説=新藤純子

*映画『フランケンシュタイン』(1931年/ジェイムズ・ホエール監督)原作
*映画『フランケンシュタイン』(1994年/ケネス・ブラナー監督)原作

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

366
誰もが知っているのに、読んだ人は少ない―その代表の1つだろう。そもそも、フランケンシュタインというのは、あの怪物の名前だと思っていたのだから(そういう人は少なくないと思う)。この作品の初版は1818年。ゴシック小説の時代だ。そして、科学の世紀の始まりでもあった。この2つの要素が結合したところに『フランケンシュタイン』は生まれた。それを生み出したものは、人間に内在するエゴイズムであり、唯物論的な無神論でもあった。生み出された怪物こそが犠牲者であり、創造者の憎悪を一身に浴びなければならない姿はあまりに哀しい。2015/10/31

sin

103
そこに神への冒涜に恐れ慄く姿はなく女々しい自己憐憫を訴える主人公しかいない。その上彼は己が造り出した存在に研究者としての矜持も責任すら持たない。登場人物は皆饒舌で怪物と呼ばれる存在でさえ芝居の一幕のように現れ語ってゆく…まるでダークコメディだ。シェリー婦人が一夜の怪談として披露した生命の神秘、甦りの恐怖はご主人が婦人を激励して物語の嵩を増したことで失われてしまった?◆英ガーディアン紙が選ぶ「死ぬまでに読むべき」必読小説1000冊を読破しよう!http://bookmeter.com/c/3348782015/08/06

たきすけ

80
やはり印象的なのは「怪物」の告白シーンでした。生まれながらに一人であり、不気味な外見のせいで孤立へと追い詰めらる苦悩。なまじ人と同じ感性を持っているだけにとても痛々しかったです。著者メアリ・シェリーの伝えたかった主題と合っているかは分かりませんが、自分が一番最初に感じたのは「差別」という事でした。自分と違うものは受け入れ難い。自分には理解出来ない。そして産み落とされる哀しき憎悪。しかしながらヴィクターを責めつづける事は出来ません。きっと自分も「差別」を差別と思わずに振るまっている事があると思うのです。2016/02/19

Bugsy Malone

79
ブクオフで「フランケンシュタインの日記」という小説を手に入れすぐさま読もうかと思ったのだけれど、なんと映画や漫画では何度も触れていたにもかかわらず原作小説は恥ずかしながら未だ読んでいないことに思い至り、調べてみたら文庫本だけでも何種類も。ええぃ、ならば端から読んでみようとまずは翻訳本の中でも解説が素晴らしいと評判の本書を。感情も知性も獲得し饒舌に語る怪物こそ良いも悪いも全く人間らしく、創造したフランケンシュタインもまた同じ。解説も評判違わずとても興味深く読ませていただきました。次は角川文庫版を。2023/01/20

明智紫苑

77
「怪物」に重点を置くならば「人工生命体の悲劇」である以上に「見た目問題の悲劇」なのだが、ヴィクターに重点を置くならば、商鞅みたいな歴史上の人物の悲劇を連想させる。商鞅もまた、自ら作り上げたものに滅ぼされたファウスト的ヒーローなんだな。「怪物」は見た目さえ悪くなければ完璧超人なのだが、仮にイケメンだったとしても凡人たちに嫉妬されて苦しむ羽目になったかもね。2016/11/07

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