感想・レビュー
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aki
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旧版の第5巻。コナンシリーズ屈指の雄編「黒い予言者」含め「忍びよる影」「トムバルクの太鼓」「黒魔の泉」の4篇の中編を収録。「黒い予言者」は長中編だが、長編といってもよい長さ。ハワードの草稿をディ・キャンプが書き足して仕上げた「トムバルクの太鼓」さえ、そこそこ楽しめた。ただ、「トムバルク」の前半部分はいらんかな。くどい感がハンパない。「黒い予言者」。発端となるのはトゥラン国のエズディゲルド王で、この作品に限らず、エズディゲルド王の名前が、ちょくちょく出てくるのだが、決着はつくのかね。気になってたまらんわ。2021/06/02