創元推理文庫<br> 吸血鬼ドラキュラ

個数:
  • ポイントキャンペーン

創元推理文庫
吸血鬼ドラキュラ

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月27日 04時46分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 559p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488502010
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

トランシルヴァニアの山中、星明かりを封じた暗雲をいただいて黒々と聳える荒れ果てた城。その城の主ドラキュラ伯爵こそは、昼は眠り夜は目覚め、狼やコウモリに姿を変じ、人々の生き血を求めて闇を徘徊する吸血鬼であった。ヨーロッパの辺境から帝都ロンドンへ、不死者と人間の果てしのない闘いが始まろうとしている…時代を越えて読み継がれる吸血鬼小説。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mocha

116
50年近く前の訳なのでもっと手こずるかと思ったが、意外にも読みやすい。映画にイメージが固定されて以降のドラキュラ伯爵は、ポマードべったりの紳士然とした人物を思い浮かべるけれど、原作では白髭の老人だ。立ち向う6人(プラス被害者1名)の書簡や日記で綴られるので、それぞれの葛藤や行き違うもどかしさを煽る。ときどきへんてこりんな言葉遣いがあるが、さすがロングセラーだと思わせる名調子。現代ホラーの原点だと思った。2017/08/13

扉のこちら側

96
2016年885冊め。【218/G1000】吸血鬼物の古典で、現代の我々のイメージする吸血鬼像はもうここでほとんど完成している。そのイメージが強すぎてこの小説もなんだか知ったような気になっていたが、書簡体小説ということで禍々しい雰囲気や恐怖感はあまりない。語り手が頻繁に変わることで緊迫感は増す。一番興味深かったのは後半でのミナの心理。2016/10/25

藤月はな(灯れ松明の火)

95
絵は素晴らしいのに中身はまるで美味しい所だけ、取ったようで調味料を入れる順番だけでなく、素材の風味も味も滅茶苦茶にしてしまった料理のような絵本を読んで却って原作に興味を持ち、読みました。原作は手紙や手記、記録で構成されながらも客観的に事実を伝えようとする姿勢が事態の緊迫性と恐ろしさを伝えていて素晴らしかったです。特に幼児誘拐事件と並行する城での女たちの饗宴の悍ましさやルーシーが臨終にアーサーに接吻をねだった理由に戦慄。そしてヴァン・ヘルシング博士の活躍が読めて良かった反面、あの人の最後に涙を禁じ得ません。2015/10/21

たきすけ

87
ブラム・ストーカー著の本作「吸血鬼ドラキュラ」は我々が知っているあの馴染み深い設定の不死者を倒す為にヴァン・ヘルシング卿を中心とした若者達が奮闘する傑作怪奇小説です。ぐいぐい引き込むストーリーラインは文字数の多さを跳ね除ける魅力があり、尚且つ次のシーンで何が起こるのか予想しづらい構成には一定の緊張感を持って読み進める事が出来ました。本編中では不死身に近いドラキュラ伯爵の恐怖感が余す事なく滲み出ており、冷静なヘルシングの活躍との対をなすこの構図が現在に至るまで読み続けられている所以ではないかと思います。2016/03/29

アナーキー靴下

78
子供向け本や映画で知ってるつもりになっていた本作。ホラー作品として捉えれば、次なる被害者ミナ、なだけのはずが、原作はミナを中心に据えた物語で、全く印象が違った。ホラーとしては58年の映画『吸血鬼ドラキュラ』が好きだけど、あれだと十字架はただの退魔力を持つアイテム。原作にはキリスト教的な信念と求道、騎士道精神のような趣があり、それが吸血鬼を退ける力になっているように見える。92年の映画『ドラキュラ』は原作にはないロマンスが追加されていたけれど、それでもそちらの方が原作を表現しようとしていたようにも思う。2023/09/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/574814
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。