創元推理文庫
インディゴの夜

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  • サイズ 文庫判/ページ数 294p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488468019
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「クラブみたいなハコで、DJやダンサーみたいな男の子が接客してくれるホストクラブがあればいいのに」フリーライター・高原晶の一言から生まれた、渋谷のホストクラブ〈club indigo〉。店の評判は上々だが、なぜか次次と事件に巻き込まれる晶たち。それらを解決するために、個性的なホスト探偵団が夜の街を活き活きと駆け巡る!第10回創元推理短編賞受賞作を含む連作短編集。

著者等紹介

加藤実秋[カトウミアキ]
1966年、東京生まれ。2003年「インディゴの夜」で第10回創元推理短編賞を受賞。2005年受賞作を含む連作集『インディゴの夜』を発表。スタイリッシュな文体と、エンターテインメント性を打ち出した作風で注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

文庫フリーク@灯れ松明の火

125
加藤実秋(みあき)さんは女性作家でしたか。このコンセプトなら実際に営業しても流行るのでは?ソフトモヒカンのTKOとか巨大アフロのジョン太やら犬マンとか、とてもホストの源氏名と思えない。けれど一緒に飲むのは楽しそう。イケてるお笑い路線の、巻き込まれ探偵ホストクラブ・インディゴ。影のオーナーが編集者とライター(笑)着メロがハイティーンブギのオーナー晶さん・謎の王道ホスト憂夜さん・なぎさママに個性的なホストとキャラ立ってます。この味付けは意外とおっちゃんでも楽しい。ワカマツカオリさんイラストも魅力的です。2011/08/23

エンブレムT

124
ミステリーとしてはごく軽く、キャラクターの魅力で読ませる感じ。TVでドラマ化していたそうだけど、どの役に決まっても役者は喜んで引き受けたのでは?(笑)・・・いわゆる王道ホストとはタイプの違う男の子達を集めた『club indigo』。渋谷が舞台だからこそ活かせる彼等の、出版業界との2足のワラジなオーナー達だからこその、それぞれのネットワークを使った探偵物語。主人公でもあるオーナー・晶の「スジの通った」性格にブレがないため物語には安心感がある。一番のミステリーは、美形敏腕マネージャー・憂夜の過去だと思う。2011/08/22

財布にジャック

102
ちょっと変ったホストクラブが舞台で、おきる事件自体は重めなのに、文章は軽快で短編ということもあり、すぐに読めてしまう。IWGPに似てるかもしれませんが、舞台が渋谷と夜の世界なので別の意味で楽しめます。表紙に惹かれて購入したわりには当たりでした。昼ドラでやっていたらしいんですが、チラッとでも観たかったなぁ。残念。2010/08/12

TAKA

68
インディゴってのがいいよね。解説読むまでは著者は男性だと思ってました。読んでしまうとやっぱり女性だと納得。着るもの住むところなど頓着しない晶。男勝りは名前だけにしとけって弄られるほど次から次に事件を解決していく。回りのキャラ立ちすぎでしょうってくらい。軽く読めて楽しかった。2019/12/18

hirune

63
実用書のゴーストライターながら、実はホストクラブのオーナーという裏の顔を持つ晶さんがきっぷが良くて面倒見がいい姐さんでかっこいい♪事件が起こると個性的なホスト達が私設探偵団みたいに団結して解決するんだけど、オカマで強く美しいなぎさママとホスト界で謎めいた伝説の男(らしい)マネージャーの優夜さんがメチャメチャかっこええのよねぇ♡2015/01/03

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