創元推理文庫<br> 邪馬台国はどこですか?

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創元推理文庫
邪馬台国はどこですか?

  • 鯨 統一郎【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 316p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784488422011
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

カウンター席だけの地下一階の店に客が三人。三谷敦彦教授と助手の早乙女静香、そして在野の研究家らしき宮田六郎。初顔合わせとなったその日、「ブッダは悟りなんか開いてない」という宮田の爆弾発言を契機に歴史談義が始まった…。回を追うごとに話は熱を帯び、バーテンダーの松永も教科書を読んで予備知識を蓄えつつ、彼らの論戦を心待ちにする。ブッダの悟り、邪馬台国の比定地、聖徳太子の正体、光秀謀叛の動機、明治維新の黒幕、イエスの復活―を俎上に載せ、歴史の常識にコペルニクス的転回を迫る、大胆不敵かつ奇想天外なデビュー作品集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

徒花

376
KUにて。ちょっと私が変に期待しすぎてしまったためか、肩透かしを食らってしまった。「歴史ミステリ」と書かれているのだからそのコピー通りに受け取ればいいものを、「でも、そうはいっても、もしかすると最後になにか、作品自体に大掛かりなトリックが仕掛けられているのではないか?」と考えてしまったのだ。実際、本文中にもそうした仕掛けを匂わせるように読める描写がいくつかあり(ワインを仕入れない理由、殺人事件の話題……など)、個人的に期待が高まってしまった。そこがあれば、私は傑作だと思う。2016/08/20

ehirano1

241
定説(?)を疑ってみるのは意外と悪くないというか、そこから出て来るある意味荒唐無稽な仮説をバカげてると一蹴しないことで仮説を検証する機会が得られます。この仮説の検証過程(≒議論)でさらに得られるモノがあるという、一種の弁証法ではないかと思いました。ただ、定説(?)を覆すのは大変な事になるので、話す(=議論する)場は飲み屋のような場所がよろしいのではないかと思います。その意味で本作というか本シリーズの場所は飲み屋に設定されているのだなと思った次第でした。2022/09/14

absinthe

229
有名教授と在野の無名研究者が、正統派対珍説の歴史バトルを繰り広げる。バーで酒を飲みながら、安楽椅子の探偵よろしく証拠もなしに歴史解釈をくみ上げてしまうコメディ。邪馬台国、明智光秀、イエス復活など確かに定説自体も複数あるような題材が選ばれている。歴史も考古学も証拠の積み重ねが大事であり、それをすっ飛ばした展開はご愛敬。怒る人もいるかもしれないが、妙な説得力を一緒に楽しんだ方がお得。 2020/09/16

Tetchy

229
歴史は覆されるとは別な意味で使われるが本書は正にこの言葉がぴったりの逸品。今までそういう風に教わっていた事は実はよくよく考えてみるとおかしな部分がある、というのは良くある事で、本作は誰もが常識、通念として捉えていた歴史的事実に潜む矛盾に論理の一突きを食らわす知的興味溢れる歴史ミステリだ。在野の一研究者であった鯨氏が満を持して放った論説集。巻末に記された各短編における参考文献の数は短編1作を著すにしては異例の数だろう。正直云えば最後の方の作品には息切れを見え、完成度は落ちると感じたが、私は十分に愉んだ。2010/04/27

麦ちゃんの下僕

171
オーディオブック+文庫本。バーに集う常連客が歴史上の6つの“新説=珍説”について激論を交わす連作短編集。とにかく爆笑と苦笑の連続でした(笑)…ミステリー的に言えば「探偵が都合のよい情報のみを選択して都合のよい解釈をすれば、どんな荒唐無稽な“真相”も導き出せる」ということでしょうか!?“珍説”を繰り出す宮田は都合の悪い情報を完全に無視していますし、反論する静香もポイントがずれていますので、やはりモヤモヤ感はありますが…設題が「5W1H」に基づいていることや、各話にちゃんと“オチ”があるのは評価できますね。2022/02/05

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