創元推理文庫<br> 有栖川有栖の密室大図鑑

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創元推理文庫
有栖川有栖の密室大図鑑

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  • サイズ 文庫判/ページ数 375p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488414085
  • NDC分類 902.3
  • Cコード C0195

出版社内容情報

本格ミステリの魅力的な要素のひとつ、密室トリック。犯行状況を思い浮かべたり、作品に挿入されている図版に心躍らせたりする読者の方も多いはず。本書は、1892年~1998年に発表された国内外の名短編、名長編、中でも魅惑的な密室が登場する作品を有栖川有栖がセレクトし、磯田和一の詳細なイラストとともに贈るブックガイドである。発表順に “世界最初の長編密室ミステリ”といわれるイズレイル・ザングウィル『ビッグ・ボウの殺人』をはじめ全41作を紹介。密室ファン必携の書。

内容説明

「密室」、それは本格ミステリにおける魅力の一つ。1892年から1998年に発表された密室が登場する名短編、名長編より有栖川有栖がセレクトし、磯田和一の詳細なイラストを添えて贈る。世界初の長編密室ミステリとされるイズレイル・ザングウィル『ビッグ・ボウの殺人』をはじめ、名探偵・金田一耕助の初登場作品である、横溝正史『本陣殺人事件』など、絵になる密室41作をどうぞ。

目次

海外ミステリ(ビッグ・ボウの殺人(一八九二)“密室トリック”を発案したのは誰か?―イズレイル・ザングウィル
十三号独房の問題(一九〇五)「思考機械」の監獄からの脱出―ジャック・フットレル
黄色い部屋の謎(一九〇八)世界で最も有名な殺人現場―ガストン・ルルー
急行列車内の謎(一九二〇)走行中の列車から犯人はどのように消えたのか?―F.W.クロフツ
八点鐘(一九二三)名探偵として活躍する「怪盗」ルパン―モーリス・ルブラン ほか)
国内ミステリ(D坂の殺人事件(一九二五)“お茶漬け風密室”の名作―江戸川乱歩
蜘蛛(一九三〇)“本格”命名者の建物殺人―甲賀三郎
完全犯罪(一九三三)エキゾチズムあふれる異界の犯罪―小栗虫太郎
燈台鬼(一九三五)とびきり魅力的な舞台で起きた惨劇―大阪圭吉
本陣殺人事件(一九四六)国産の純粋本格ミステリへの転向第一作―横溝正史 ほか)

著者等紹介

有栖川有栖[アリスガワアリス]
1959年大阪府生まれ。同志社大学卒。89年『月光ゲーム』でデビュー。2003年『マレー鉄道の謎』で第56回日本推理作家協会賞、08年『女王国の城』で第8回本格ミステリ大賞、17年『幻坂』で第5回大阪ほんま本大賞、18年“火村英夫シリーズ”で第3回吉川英治文庫賞を受賞。著書多数

磯田和一[イソダカズイチ]
1942年大阪府生まれ。イラストレーター、グラフィックデザイナーとして活躍。著作多数。2014年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

112
有栖川さんがこのような本をかなり以前出されていたとは知りませんでした。私は子供のころから密室がらみのミステリーが好きで、内外の作家のものをかなり読んできていました。ここにはその作品からの密室をイラストがらみで紹介されています。ガストン・ルルー、ディクスン・カー、クロフツ、クイーン、乱歩、横溝正史、西村京太郎などなどです。当然のことながら種明かしはされていません。お楽しみは原作を、ということなのでしょう。ひとつの資料としてみているだけで楽しめます。2019/03/29

へくとぱすかる

94
何よりも、ネタバレなしに、ここまで書いてくれたことに驚き、感謝。ミステリ紹介は、敏感な読者に真相を感づかせてしまう危険が多く、冷汗をかくのが普通。それを巧みに回避したのは、お見事! 紹介された作品を、ぜひじっくりと読んでみたい。磯田画伯のイラストは、私の乏しいイメージを蹴飛ばして、具体的に作品世界を示してくれた、ファンへの絶好のプレゼントでした。2019/04/11

HANA

65
ミステリに密室は付き物。不可能犯罪の代名詞ともいえるこれを扱った作品を国外から20、国内から20選び抜き紹介した一冊。兎に角著者の紹介が上手すぎる。ネタバレには一切触れる事なく、どのような背景か、どのような密室かを語っていて、読んでる傍から紹介された全ての作品を読みたくなってくる。おまけに至る所に著者のミステリ愛が満ち溢れていて…。いくつかは読んだ事があるけど、どれもこれも特徴的で一読忘れがたい作品が多いように思える。『本陣~』とか『完全犯罪』とか。イラストも密室の様子が手に取るように解りありがたい。2019/07/16

さっこ

54
海外、国内の密室ミステリーに特化したガイドブック。有栖川先生のミステリー愛が感じられます。とても面白かったです。読んだことない作家さんの作品にも興味が湧いてきて、それも有栖川先生の他の作家さんへのリスペクトが伝わってくるからだと思います。2019/06/02

那由多

46
海外20作、国内20作、プラスボーナス1作の合計41作をイラストと共に紹介された密室限定ガイド。有栖川さんの文が興味を惹きつけ、磯田さんのイラストでイメージを強化され、脳内で設計図を引かない私は間取り図が貴重でした。既読は13作のみで、紹介されたものは古いものが多く、知らない作品ばかりだったけれど、おかげで『ジェミニー・クリケット事件』に出会えました。気になるものが複数あるので、少しずつ探していきたいな。まずは長大さに敬遠してた『人狼城の恐怖』からかな。2019/12/12

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