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創元推理文庫
古書収集十番勝負

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  • サイズ 文庫判/ページ数 295p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488406042
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

徳永直『赤い恋以上』湯浅良幸『日本史阿波史年表』福永武彦『ある青春』鈴木正『狩野享吉の研究』川上澄生『ゑげれすいろは静物』『有朋堂対訳詳解漢文叢書』菊池寛『真珠夫人』川口松太郎『鶴八鶴次郎』夢野久作『白髪小僧』海野十三『十八時の音楽浴』―この十冊を巡って繰り広げられる、壮絶極まりない稀書収集合戦の行方は。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

だーぼう

43
一冊の古書を前にして、大の大人達が恥も外聞も無しに本気で取り乱す様子は必見!初ビブリオミステリ。ブログに感想を書きました。2014/10/30

かっぱ

31
古書という言葉からは、博覧強記でその日常が想像し難いような怪人、かび臭い前時代の臭いをまとった男を思い浮かべてしまう。ここにあげられている希少本の作家たちとも重なる。帯に「ビブリア古書堂の事件手帳」の出発点と書かれているが、古書マニアの熱狂ぶりの描き方や、噂にしかあがったことのない謎の収集家の存在など、こちらの方がよりリアルでおもしろいように思いました。ちなみに女性の古書マニアってあまりいないような気がする。2014/04/28

ぺぱごじら

29
うわぁ黒いぞ埃っぽいぞ薄汚いぞ(笑)。本に関する蘊蓄のベクトルがちょっとばかりズレた、意地汚いコレクターの争い。神田神保町の古書店の跡目争いが巻き起こす『なんか違うんじゃないの』的コレクター魂の醜悪な発露が楽しめます(苦笑)。以前読んだ『古本屋探偵の事件簿』の時もそうでしたが、これを読むと『ビブリア古書堂』を思い出し、ビブリアを読むと紀田さんを思い出す『似て非なる連想』の輪廻(笑)。ラストは結構ぼくの好みで、謎を解いた彼らと大笑いしました。2013-212013/02/28

naotan

17
たかが本、されど本。神保町にある程度馴染みのある者として面白く読みました。蜷川さんのような人、嫌いじゃないです。2019/11/15

kaoru

15
神保町の古本屋街の歴史や、ネットが普及する以前の古書の集めかたがわかり興味深いです。感情移入できる人物がいないため、ラストですっきりできませんでしたが、どたばたサスペンスとしてそれなりに楽しめました。2016/03/30

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