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創元推理文庫
修道院の第二の殺人

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  • サイズ 文庫判/ページ数 318p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784488277192
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

舞台はヴィクトリア朝エジンバラ。やもめの警部補が義理の息子の新米医師とともに修道院の二重殺人の謎に挑む! 英国読書界で名高い著者が贈る、軽快な傑作歴史ミステリ!

内容説明

煙ただよう古都、ヴィクトリア朝エジンバラ。パトリック・ハイムズは修道院で働く妻と、そこの学校の教師だった女性を殺した罪で絞首刑に処された。しかし、彼は妻の殺害は認めたが、第二の殺人は頑として否認したまま死んだのだった。彼の最後の訴えを聞いたファロ警部補は、新米医師である義理の息子のヴィンスと再捜査を始める。歴史ミステリの大家が贈る、軽快な犯人捜し。

著者等紹介

ナイト,アランナ[ナイト,アランナ][Knight,Alanna]
ミステリ、歴史小説、ゴシック・ロマンス、ノンフィクション、伝記など多彩なジャンルをカバー、著作は60作に及ぶ。スコットランド作家協会の設立者のひとりで、国際ブックフェアや数多くの図書館イベントに呼ばれる作家歴40年の大ベテラン作家

法村里絵[ノリムラリエ]
1957年、東京都に生まれる。女子美術短期大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

GaGa

43
1988年の作品で初訳。至って地味で、犯人もトリックもエンディングもほとんど先読み出来てしまうのだけど、割と楽しんで一気読み出来た。これは主人公の警部補とその息子のキャラクターがしっかりと出来ているためかも。シリーズ化されており、二作目は夏に刊行とのことで楽しみだ。もっと時代背景を反映させるストーリーとなることを期待。2012/05/08

Koning

42
推理物と思うよりもヴィクトリアンなスコットランドを楽しんでしまった感じ(笑)。現代的な感覚で読むとたぶん馬鹿にされてるような気になるほどに恣意的なあれこれが逆にニヤニヤしてしまうというか。やもめの親父ってもそんな歳じゃないので色香に惑ってな感じもいいですな。しかし、面白いんだよねぇ(笑)。どうもこう推理とか保守本流なところじゃなくて傍流っぽいところで微妙な人間関係を読ませるあたりに惹かれてるのやも。主人公がスコッツらしい改革派だけど教会なんざ知らんなとこでカトの女子修道院に聞き込みに行くとか、クエイカー2016/10/05

kagetrasama-aoi(葵・橘)

40
“軽やかな本格歴史ミステリ!”の惹句に魅かれて読みました。コージー・ミステリも歴史ミステリも大好きだから大当たり!とまでは言えず残念でした。ヴィクトリア時代のエジンバラが舞台、探偵役はエジンバラ市警に勤めるファロ警部補、ワトソン役がファロの義理の息子のヴィンス。でも、シェイクスピア劇と絡んだ謎解きで最後はかなり盛り上がりました。動機は切なくて、その点もポイント高めです。ファロ警部補の人間性がかなり好みです、若い美男の巡査に嫉妬するとか(笑)。二作目も読んでみようと思います。2021/11/20

ごへいもち

25
読友さんご紹介。医者である義理の息子と2人で暮らす警察官が主人公。義理の息子って娘の夫?妻の連れ子?でも女性は一緒に暮らしていないので死んだのか。…などという疑問も少しずつ解けて、あぁ、そうだった、19世紀のスコットランドが舞台だったと。ファロとヴィンスという名前は(カタカナなので)ファイロ・ヴァンスを連想したり。訳者は女子美短大卒とあり、英文科を出ていなくても翻訳ができるような時代になったんだなぁ。スコットランドだからか明るさは感じられないけど一応次作も読んでみよう。2012/10/26

マムみかん(*感想は風まかせ*)

20
ヴイクトリア朝時代のスコットランドが舞台。 エジンバラ市警察署のファロ警部補が、亡き妻の連れ子である義理の息子ヴィンス(新米医師)と共に事件を解決するシリーズの1作目。 第二の真犯人を探す部分はよくあるタイプで少し拍子抜け(笑)。 どちらかと言えば、キャラクターの魅力で読ませるシリーズかな。 義理のイケメン父子の仲良し具合にほっこり。 公平な警察官と評判のファロが、実は愛想と要領のよい若手巡査に嫉妬しまくったり、一目惚れした女性にドキドキしながらアタックしたりと人間臭いのも魅力的☆2013/09/15

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