内容説明
豆博物館の館長が殺された。凶器は博物館に展示されていた骨董品のデリンジャー。この博物館は、昔、エンドウ豆の品種改良で、巨額の財をなした男が建てたもの。創設者の一族のあいだでは、遺産にまつわるいざこざが絶えなかったらしい。ボランティアで博物館の移転準備の手伝いに来ていたジェーンは、事件解決に頭を絞る。主婦探偵が、犯人を追いつつ、縁結びもたくらむ第八弾。
著者等紹介
浅羽莢子[アサバサヤコ]
東京大学文学部卒、英米文学翻訳家
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感想・レビュー
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kagetrasama-aoi(葵・橘)
37
「主婦探偵ジェーン・ジェフリー・シリーズ」第八作目。前作から二ヶ月くらい経っています。長男のマイクは大学へ行く準備の最終段階です。ジェーンは親友シェリーに誘われて、近所の“豆博物館”の移転のお手伝いボランティアに。そこでまたまた殺人事件に巻き込まれ!メルも登場します。博物館に関わる人間模様が興味深いし、動機がコージーだと思って読んで行くと結構ビックリ!豆に関する知識も面白かったです。2022/11/30
kagetrasama-aoi(葵・橘)
14
主婦探偵ジェーン・ジェフリー・シリーズの第八作目。前作から二ヶ月くらい経っています。長男のマイクは大学へ行く準備の最終段階です。ジェーンは親友シェリーに誘われて、近所の“豆博物館”の移転のお手伝いボランティアに。そこでまたまた殺人事件に巻き込まれ!メルも登場します。博物館に関わる人間模様が興味深いし、動機がコージーだと思って読んで行くと結構ビックリ!豆に関する知識も面白かったです。2020/07/05
むらさきめがね
14
博物館の人間模様がかなり複雑で、さすがのジェーンとシェリイも殺人の動機がしぼりきれず…という展開。ただ、第二の殺人で単純に嫌な奴を消したかった作者の動機だけはわかりすぎるほどわかりました。毎回食卓に堂々とポテチをのせてくる描写がありますが、全世界の主婦に勇気を与えてくれますね。2015/09/20
寧々子
11
怪しい人物たちはいるものの決め手に欠け、ジェーンたちの推理は堂々巡りしてばかり。 そのせいで、ちょっとテンポが悪くなってしまったかもしれませんね。 夏休みのせいなのかジェーンの子供達は家に居つかず、ほとんど登場していませんでした。 ジェーンと子供達のやり取りも、このシリーズの読みどころだと思っているので残念でした! 犯人は・・・当たらなかった~ ジェーンたちの堂々巡りな推理に惑わされちゃった?! でも、ちゃんと伏線はあったのに、気づけなかった私がダメなのよね。2019/08/12
にゃおん
9
表紙を見て(あら、ミャーオのヒゲがよれよれしちゃってる)と思ったら、ミャーオじゃなくて、別の猫でした。邦題もお見事!2015/08/29