創元推理文庫<br> 第四の郵便配達夫

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創元推理文庫
第四の郵便配達夫

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  • サイズ 文庫判/ページ数 359p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784488249014
  • NDC分類 933

内容説明

1940年代、シカゴ。とある路地で、3人の郵便屋が相ついで殺されるという事件が発生した。弁護士マローンは飲み代欲しさに首を突っ込んだが、世の中そんな甘くはない。ただでさえ厄介なこの事件、例のごとく友人のジャスタス夫妻にかきまわされて、滅茶苦茶な様相を呈していったのだ!笑いとペーソスが彩るライスの秀作、待望の新訳決定版。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雪紫

56
冬の中、3人の郵便配達夫が殺害された。毎回同じ届け先で殺されてることから、家の主が捕まったが一部の刑事含む周囲はそれに疑いを抱いており・・・。主要人物含めかなりドタバタユニーク物だった。名前のない犬の存在感と犬嫌い除いての愛され度が強過ぎる・・・。なのに不思議と犯人含めてセンチメンタルになるのは何故・・・(根っこの背景と家主一家の心境も一因なんだけど)。2024/03/24

Ribes triste

18
大富豪フェアフォックス邸前で、3人立て続けに殺された郵便配達夫。婚約者アニーからの届かない手紙を待ち続けるロドニー・フェアフェニックス翁が逮捕され、事件解決に窮したフォン・フラナガン警部につり込まれて、担当弁護士となったマローン。ヘレンとジェイク夫婦の登場で、事件はさらに大混乱。やっぱりテッパンで面白いこのシリーズ。万年金欠、酒とタバコで生きてるようなマローンですが、今回は事件現場で拾った野良犬(どこに行ってもモテモテの犬)が相棒となり大活躍でした。2020/04/17

けいちゃっぷ

15
お屋敷とお屋敷のあいだの路地の、同じ場所で3人の郵便配達人が殺された。 とてつもない大事件なのだが、この作者にかかるとほのぼのしてると言うか緊張感がない。 それに輪をかけて探偵役の弁護士が何を考えているのやら。 これはマローン弁護士のシリーズ9作目らしい。 ユーモアが身上なので読みにくくはないし、1作目から読めば常連のやりとりが面白いのだろうけど。 359ページ 2015/09/11

たち

14
ビールをがぶ飲みする犬(結局最後まで名はない)に惚れました。飄々としたマローンと犬の組み合わせが、なかなか良かった。ただ、事件そのものはイマイチ現実味がなくて、ちょっと面白くなかったかな~。2016/03/02

kyoko

13
今回はなぜか哀しみというか哀愁が漂っていた。登場人物たちの愛や忠誠や望みにまつわる哀れさや悲しみのはずだが、それが登場人物の言動ではなく、マローンに絡む金・酒・思いやりの嘘やら何やらに表現されていた。(意味わかりますかね?)ヘレンとジェークはおとなし目。「マローンが必死に内緒にしていたことを実は知っていたよ」はこのシリーズではおなじみの仕掛けね。2022/04/14

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