創元推理文庫<br> バレンタインは雪あそび

創元推理文庫
バレンタインは雪あそび

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  • サイズ 文庫判/ページ数 328p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488248079
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

母親業に週刊新聞の臨時記者、加えて図書館の理事まで引き受けてしまったルーシー。初の理事会に張り切って図書館にいったはいいが、発見したのは司書の射殺死体。馴染みの警部補に容疑者扱いされたうえ、事件に関わらないよう釘を刺される。悔しさと記者根性があいまって、慌ただしいバレンタインを目前に、ルーシーは真犯人をさぐろうとするが…。好調、主婦探偵シリーズ第五弾。

著者等紹介

高田惠子[タカダケイコ]
1951年広島に生れる。1974年津田塾大学学芸学部英文科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mocha

73
メイン州の雪深い田舎町。改築したばかりの図書館で司書が何者かに殺害される。知れば知るほど怪しい図書館理事たち・・。アメリカの図書館って延滞金取るの!?司書って危険な職業だったの?本筋と違うところでいろいろ面白い。シリーズ1巻からいきなり5巻を読んだけど楽しめた。2021/02/15

ペルー

25
バツイチ、ママとうまくいってないと言うコージーあるあるとは違うけど、ある意味王道なのかな、夫婦円満、子沢山。主婦でお仕事はパート的な働き方。私は好きです!そしてこの作者の作品は、事件(殺人)が、ちゃんと最初の方で起きる。たまに真ん中ぐらいまで、殺人が起きないお話もあるけど、私的には推理の時間が減ってお得感減なのです。事件はあんまり意外感もなく、あー、この人が犯人なんだぁ(´o` と言う感じ。ルーシーは子育てしながら頑張ってるんだな。元気がもらえます。2016/04/22

けろりん

10
メイン州のティンカーズコーヴ。修復専門の大工の夫と、4人の子供と暮らす、ルーシーが住むこの町は、元々冬の厳しい土地とは言え、この年はかつて無い程の寒波に襲われていた。携帯電話が普及し、子供達がネットゲームに夢中になる現代においてすら、暖房費が嵩み、食費に事欠く家庭が一般的にあるなんて、米国の自然・社会の厳しさに慄然となる。そんな中でも、教育、文化の灯を絶やしてはならないと、町の図書館は、増築を敢行する。新理事として、初めての会合に臨んだルーシーは、司書の死体を発見してしまい…。ルーシーの勇気と活力に脱帽。2018/02/02

寧々子

8
ミステリーの部分にはあまり期待せずに読んでいるシリーズなので、今回もルーシーの日常生活に注目して読みました。 いつにもまして厳しい寒さの冬のティンカーズコーヴで、暖房費が増えたせいで困窮する家族や、スクラッチくじにハマってしまった住民などが登場するなかで、そり遊びを楽しむ余裕のあるルーシーたちは幸せなんだろうなぁ。 ルーシーの夫のビルも今回は横柄な言動がなく、夫婦仲の良い場面ばかりだったので読み心地は良かった♪ 2018/01/17

ロックイ

6
主婦探偵ルーシーシリーズ第五段の舞台はバレンタイン。愛溢れるそんな日々とは裏腹に卑劣な殺人事件が起こってしまいます。殺されたのは図書館司書のビッツィー。その死体の第一発見者がまたもルーシー。しかも今回は何の冗談か、最重要容疑者だとホロヴィッツ警部補に言われ、関わるなと警告までされてしまいます。しかし、そんな事でめげるルーシーではありません。警告も何のその、とんちんかんな推理も何のその、諦める事なく犯人探しを続ける姿には、呆れるのを通り越して感嘆物。これこそコージーミステリーの醍醐味ですね。2016/09/18

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