創元推理文庫<br> リサイクルされた市民

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創元推理文庫
リサイクルされた市民

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  • サイズ 文庫判/ページ数 324p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488246181
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

「ドルフから聞いてないんですね。施設の拡張計画のこと」セーラの従兄夫婦が創設した高齢市民リサイクル・センターに、下宿屋を付設し、困っているお年寄りに提供しようという企画が持ち上がった。ところがその折も折、センターの会員が殺され、所持していた紙袋からヘロインが見つかるという事件が発生する。一族挙げての探偵騒動が始まる中、セーラは出産寸前。好評第七弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

セウテス

80
【セーラ・ケリング シリーズ】第7弾。セーラの従兄弟夫婦が始めたリサイクルセンター、その会員が殺害される事件が起こる。しかし彼の持っていた荷物から、麻薬が見つかった事から、センターに疑いがかかるのを避ける為、ケリング一族での調査が開始される。出産間近となったセーラと、マックスや今までに登場したケリングの先輩方とのやりとりが、楽しくて愉しくて仕方がない。謎解きの方は割りと意外な犯人だが、サインのトリックが気が付かない事がおかしいだろう。エピローグでセーラが無事に出産、お祝いの手紙という形で締めるのも素敵だ。2022/03/17

みみずく

20
セーラが出産寸前の第七作。ドルフとメアリが運営する高齢者対象のリサイクルセンターの会員が殺された。その彼の所持品からヘロインがみつかり、センターが疑われることを恐れてマックス含めたケリング一族で探偵活動開始。ドルフとジェム伯父の憎まれ口の叩き合い、話が通じないアピー伯母などいつにも増してケリング一族の面々のキャラクターが楽しめた。身内が多いと面倒そうだなぁとは思うけれど、最後のエピローグを読んで、嬉しい出来事をたくさんの人と分かち合えるのはいいことだな、と思った。やっぱりこのシリーズ好きだな。2015/08/29

Ribes triste

14
セーラ・ケリングシリーズ第7作。従兄弟のドルフとメアリ夫婦が運営する、廃品回収事業の会員が殺される。かくして、ケリング一族総出で事件捜査に乗り出す。癖が強すぎるケリング家の皆さんが楽しく、相変わらずのドタバタでした。セーラに待望の赤ちゃんも生まれ、めでたしめでたし。2023/04/19

rokoroko

11
出産直前のセーラ。リサイクルセンターでの殺人事件。ケリング一族がみんな出てきて大賑わい。少子化で大家族の話はピンとこない人多いだろうな2017/10/24

むらさきめがね

6
相変わらずマックスに甘やかされて幸せいっぱいのセーラ。メイベル伯母はほんといいキャラだな。実際いたら嫌だけど。2015/01/23

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