創元推理文庫<br> 殺人を一パイント

創元推理文庫
殺人を一パイント

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  • サイズ 文庫判/ページ数 299p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488246143
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

大好きなアギーおばが食中毒で死んでしまった。原因はお手製の瓶詰めインゲン。事故のようなものと医師は言うが、ジェネットには納得がいかない。87歳とは思えないほど矍鑠としていたおばさんである。それに、食べ物に対する気のつかいようといったらなかった…。架空の田舎町を舞台に、マクラウドが別名義で贈る新シリーズ。不思議なおかしみが漂う、会心のユーモア編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

セウテス

74
【マドック&ジェネット】シリーズ第1弾。シャーロット・マクラウド氏の別名義の物語で、架空のカナダの田舎町を舞台に、魅力ある人々をユーモアたっぷりに描がいた作品。作者が両親から聞かされたカナダの思い出、それを下地に描かれた物語らしく一昔前の時代設定に思える。本作は隣のアギーおばさんが、自分で浸けたインゲン豆を食べて亡くなる。医者は食中毒と言うが、ジェネットがその死に疑問を持った途端に、立て続けに変死事件が起こる。ほのぼのとした雰囲気ではあるものの、最後まで犯人がわかりにくく気が抜けない、伏線の回収も見事。2020/07/11

ごへいもち

20
クスッと笑えて主人公カップルも好感だけど。どうやってその結論に???2017/12/01

ハル

14
初めて知ったのですが、「ユーモアミステリ」というジャンルがあるんですね。 気軽に楽しく読めるようなミステリを指す言葉なようです。日本でいうと赤川次郎さんや東川篤也さんあたりを指すのかな? すさまじく自分勝手な犯人により3人も殺される作品だというのに、なんか雰囲気が軽くてのんびりしているのだ(笑) 主人公格2人の恋物語も、内面描写や話の展開が丁寧でなかなか良かったです(*´∀`) 初読み作家さんでしたが、別の作品も読もうと思います。2014/10/10

rokoroko

9
昔むかしに楽しんでいた本。シャーロット・マクラウドの名前で書いていたセーラシリーズが好きでつい最近再読した。これもじっくり読めそう。騎馬警官マドックとジャネットの探偵シリーズ。軽くて明るく?て楽しい2019/03/04

Vela

3
カナダの田舎町で起こる連続殺人事件のお話。とても読みやすい。驚きの…!とはいかないが、推理要素もそこそこ楽しめ、おまけに優しさ満点のジェネットと騎馬警官とのロマンス要素も楽しめるので、さっくり読むのにおすすめ。2021/09/26

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