創元推理文庫<br> ヴァイキング、ヴァイキング

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創元推理文庫
ヴァイキング、ヴァイキング

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  • サイズ 文庫判/ページ数 326p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784488246044
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

ど、どうしてそうなるんだ。シャンディ教授はうめいた。ホースフォール農場で起こった怪しげな事故死。他殺の線を考えていたら、近所にある冴えない石碑が正真正銘ヴァイキングの遺跡らしいと知れたとたん、事件もその呪イのせいにされてしまったのだ。悪夢のように押しよせる野次馬の群れのなか、果して捜査は行えるのか?好評ユーモア第三弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

セウテス

65
シャンディ教授シリーズ第3弾。104歳のヒルダおばあちゃんの農場で働く作男が、作業中に生石灰により火傷をおって亡くなる。呼ばれて駆けつけたシャンディ教授は、殺人の可能性が在ると調査を始める。ヴァイキングの遺跡も絡んで、何時もながらのドタバタ喜劇が楽しくて仕方がない。次々起こる問題に苛立つが、最後にスッキリするだろうと思うと、どんどん先が読みたくなる。頼りない警察に対して、学校や学生や町の近所の住人たちの、団結や思いやりがたいへん嬉しい。嫌な人たちは、物語のハッピーエンドと共に、懲らしめられる展開は最高だ。2018/02/01

タツ フカガワ

42
代々続くホースフォール農場でヴァイキングの遺跡と思われる石碑が見つかる。時を同じくして農場で作男が生石灰の泡に触れて死亡、農場の104歳老女を取材した新聞記者も不審な事故で重傷を負い、ヴァイキングの呪いと騒がれる。シャンディ教授シリーズ3作目。読み始めたらついついページを追ってしまうコージー・ミステリーで、事件の真相とは別に、今回は104歳と102歳のカップル誕生が微笑ましかった。2023/09/09

はんみみ

15
もう、スラップスティックコメディ。メディアに振り回される群衆とそれに振り回される人々。どこを読んでもそんな無茶な!と笑ってしまいそう。なのにところどころでシャンディの教授らしさ指導者らしさ、ティムとの友情や学長の夢に男女の愛(!)に家族の歴史に溢れてて笑ったりじんわりしたりした一冊。今回の犯人はちょっと残念。好きなキャラクターだったのに2015/12/29

むらさきめがね

13
系図学とか好きな人にはたまらないストーリー。スカンジナビアサーガと、バラクラヴァ近郊の旧家の複雑さをを上手く取り込んでいて読みごたえありました。オペラ喜劇のラストみたいなエンディングがほんと好き。作者の筆が乗ってきてるのが伝わります。2015/09/21

じゅり子

12
再読。この巻はスヴェンソン学長夫妻の魅力が爆発です(笑)。あと104歳の農場のおばあちゃん(ミス・ヒルダ)とスヴェンソン学長の大叔父102歳!の恋のお話(笑)がなかなかでした。ヒルダの甥っ子さんが82歳なのですよ〜で若造扱いだもん(笑)。シャンディ教授のところの猫のジェーン・オースティンが可愛すぎる。2016/02/04

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