内容説明
ブラッドリーが老舗のトイショップの経営者に。秘書室長ベベも一緒なのだが…なぜか気分は下降気味。近づいたかに思えたブラッドリーとの関係は元にもどってしまうし、店のピエロにはセクハラされる。ところがそのピエロが殺され、今度はなんとベベ自身が容疑者に。過保護なブラッドリーの心配をよそに、変人揃いのトイショップでベベの捜査が始まる。スイートな三部作完結。
著者等紹介
谷泰子[タニヤスコ]
和歌山県生まれ。1987年大阪大学文学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みやび
8
完結編は満を持して?ベベが容疑者。前作で上司ブラッドリーと両想いになったと思ったのに、また距離ができていてなんだか微笑ましい。舞台は変わっても、殺人事件が起きてベベが首を突っ込んで、どんな時でも流行のファッションで、親友ダーリーンや仲間たちと助け合い、ブラッドリーがやきもち焼いて、ふふふ。構成は同じなんだけど毎回 私もおしゃれして街を歩きたくなるような明るい気持ちにしてくれました。2021/03/31
すわっち
3
読んでしまうのが勿体ないけど、続きが気になる~と読んでしまいました。みんなハッピーで良かった♪しかも、解説が最近ハマってる坂木司さんなのも嬉しかった。2011/04/01
まろんぐらっせ
3
もう思い残すことはない、堂々のそして期待通りの完結。当初、こんなにおもしろい三部作だとは思わなかったなぁ。ミステリーとか推理云々よりも、ベベとブラッドリーの恋愛模様に釘付けになってしまうのだ。2010/05/10
ぽしょ
3
最後まで楽しかった!と思いたいところですが…。読中なかったことにした違和感を、訳者のあとがきで再確認&念押しされてしまいました。う~ん。(気を取り直して)でもハッピーエンド、よかったよかった。2010/04/12
yumaetty
2
坂本司さんの解説には最初から最後まで同感。坂本さん自体、大好きな作家さんなので本当に嬉しい。それにしても大好きな彼女だからこそ、正当防衛とはいえ殺人を犯してしまったことが本当に残念。ラブコメの主人公としてはハッピーエンドだけと、ミステリーの探偵役としてはある意味バッドエンド。2015/03/03