創元推理文庫
ディーン牧師の事件簿

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 362p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488220037
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

五人兄弟を襲う足跡のない連続殺人、密室状態のアパートから消えた狙撃者……いずれ劣らぬ六つの難事件に挑む、元牧師ディーンの名推理。不可能興味満載の本格ミステリ連作。

内容説明

八十歳を迎えたのを機に牧師の任を退き、愛犬とともに静かな老後を送るはずだったサディアス・ディーン。そんな彼のもとに、次々と不可解な殺人事件の謎が持ちこまれる。屋敷を相続した五人兄弟を襲う“足跡のない”連続殺人、密室状態のアパートから消えた狙撃者、教会で行われた聖餐式の最中の毒殺…元牧師の名探偵ディーン先生が六つの難事件に挑む、不可能犯罪連作短編集。

著者等紹介

高橋まり子[タカハシマリコ]
1965年東京都出身。共立女子短期大学文科第一部英語専攻卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

cozicozy

34
高齢の元牧師さんの日常に舞い込む事件簿。ミス・マープルのように今までの経験で得た事から導き出される犯人たち。面白かったです。フィクションの世界では、殺人や事件が本当に多いですね。何気ない日常は大切な時間です。その何気見ない日常の中に起こる殺人事件など。何気ない日常にこそ何かが潜んでいると感じるのです。Mysteryは、面白い!2015/11/25

飛鳥栄司@がんサバイバー

20
海外旅行のお供に持っていった一冊。サクッと読めて、長時間のフライトにもってこいだった。6つの短編からなっており、ガチガチ本格と言うわけではないが、ゴリゴリの物理トリックで読み応えあり。ディーンの優しいなかにも厳しさのある人物観察と、そこから引き出される動機が、ミステリに厚みを持たせている。物理トリック自体は古典からの流用感はあるが、やはり読んでいて楽しい。二番煎じや現実味の無さを恐れずに、使い回しでも、やり過ぎでもいいので、果敢に挑戦してほしくなる。本作には忘れかけてた、わくわくする物理トリックがある。2016/10/07

ごへいもち

16
犯人はいかにもで、ひねりも何もないし。なぜそこまでして密室にしなくちゃならないんだぁ~という感じ。こんなものが今の時代に新しく書き下ろされるとは驚き。コーヒー飲みすぎ。唯一共感できたのは4年前に亡くなった妻への思慕。2011/10/13

ホームズ

16
これは面白かった(笑)古い作品なのかと思って読んでいたらスターバックスとか出てきて(笑)全体としてミステリの部分はそれなりトリックが少しややこしかったりするけど(笑)ディーン牧師のキャラクターが良かった(笑)後半は少し寂しい感じが出てきてしまったけど(笑)長編も読んでみたい気がしますがたぶん短編向きな感じがする(笑)とりあえずシリーズがあるのならもっと読みたいですね(笑)久々にいい作品を見つけた感じがして嬉しかった(笑)2011/05/07

ハル

13
読み終わってから初めて知ったのだけど、「『2012本格ミステリ・ベスト10』海外ランキング第5位」だったんですね。 解説にもあったけれど、まさしく「オールドスタイルのミステリ」な作品でした。探偵役が不可能犯罪の謎を解いていく本格物。 面白いことは面白いんだけど、なんていうか海外の推理ドラマっぽい印象でした。ちょっとした事件に偶然に巻き込まれ、それを解決する感じとか。トリックの雰囲気とか。 80歳のお爺ちゃんでありながら行動的、朝寝坊と雨とスタバが大好き、とか色々特徴がある割にキャラが弱いのは何故だろう?2014/11/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1951880
  • ご注意事項

最近チェックした商品