創元推理文庫<br> 思考機械の事件簿〈3〉シャーロック・ホームズのライヴァルたち

創元推理文庫
思考機械の事件簿〈3〉シャーロック・ホームズのライヴァルたち

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  • サイズ 文庫判/ページ数 328p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784488176037
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

仮装舞踏会の夜、ランドルフ邸から貴重な金の皿が紛失した。仮装姿のまま逃走した犯人たちの身元は杳として知れない。新聞記者のハッチンソン・ハッチは、独自の調査で大学の同窓生に辿り着く。だが、友人は肝心なことには何一つ答ようとしない。彼はこの盗難事件の犯人なのか?『思考機械』初の、そして唯一の長編「金の皿盗難事件」をはじめ、六編の短編を収録した第三集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

cinos

27
「緑の目の怪物」が妻の不思議な行動の謎を描いていて好きです。長編の『金の皿』はいろいろあるけど楽しめました。ドリーは思考機械もどぎまぎさせるかわいい女の子です。2019/09/04

tokko

21
ずいぶん以前に読んだままになっていた文庫を、本棚から探し出して再読。ただもう思考機械ことヴァン・ドゥーゼン教授と新聞記者ハッチ君のキャラクターが楽しい小説です。《思考機械》のお決まりのポーズ、椅子に座り両手の指を合わせて空を仰ぐ姿勢はついつい真似したくなりますよね(ならないか)。それと著者のジャック・フットレルってあの事故で亡くなっていたんですね、知らなかった。2017/12/23

Ribes triste

15
科学界最高峰の頭脳を持つ<思考機械>ヴァン・ドゥーセン博士の活躍。博士は尊大だけれど温情深く、彼の手足のようにこき使われるハッチ記者も優秀。そんなあ〜と肩透かしをくらうこともあるのですが、中編「金の皿盗難事件」は恋とハーバード青年の頑固な性格のおかげで話がこじれ、狂言めいて楽しかったです。2020/01/18

歩月るな

14
満を持して98年に登場した最新刊、第三巻です。名作を抜粋した先の短編集と比較すれば訳残しの分は段々と質の面では見劣りしがちな作品群になってしまうのかもしれないが、まだ三分の一未訳が残っている形となる。思考機械に対抗してなのかマロリー部長刑事が警察の最高頭脳として地の文で書かれ、思考機械の方はともかく最高頭脳と並べられるとやめてあげなさいよと言いたくなってくる感じがじわじわくる。その最高頭脳がハッチや思考機械を見て嫌な顔をしたりするのは面白い。結構仲良くやってる感じだと思ってた。だが時代的な古さは感じない。2017/12/26

ホームズ

12
このシリーズは好きですね~(笑)思考機械のキャラクターも好きだし、ハッチも良い(笑)事件の解決には結構無茶なことをやっていたりするんですけどね(笑)2010/06/17

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