創元推理文庫
天を映す早瀬

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  • サイズ 文庫判/ページ数 507p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488153083
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

ニューヨークの私立探偵リディアと相棒のビルは、仕事で香港を訪れていた。依頼されたのは、形見の宝石を故人の孫である少年に渡すだけの簡単な仕事。初めての海外に、リディアは興奮を隠せない。だが、たどり着いた少年の家は何者かに荒らされ、少年は誘拐されていた。銃も持てず、探偵免許も通用しない異国の地で、ふたりが巻きこまれた事件の結末は?人気シリーズ第7弾。

著者等紹介

直良和美[ナオラカズミ]
東京生まれ。お茶の水女子大学理学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

goro@80.7

42
ニューヨークを離れ香港へ向かうリディアとビル。今回はリディアのパートだけど勝手の違う異国でのリディアの活躍とはいかなかったけどその分、リディアのビルを想う気持ちが鮮明になったかな。しかしビルも「こだわる」男だな。それだけリディアを想ってるビルがカッコいいわ。さて次回はどうなる事か、楽しみなシリーズです。2017/02/05

kyoko

19
再読。香港が舞台で暑くて濃厚だった。ビルはどれだけぶちのめされたらすむのか。満身創痍以上にお顔が心配。怪しい組織や怪しい取引が交錯していて、名前も中国名と英語名があり、途中混乱した。終わってみれば、はーそういうことかと。前回読んだ内容は忘れていたが、ラストシーンだけは覚えていた。切ないというか、そうか関係性を続けるためにはやむを得ないというか。香港警察のマークもなかなか素敵な人だったなあ。本作では携帯電話を普通に使っていた。2022/10/10

ほちょこ

19
リディアの事件なのに、スミス、またもや頭部の殴打に遭遇。ここまでくると、ドリフのバケツが上から落ちてくるオチのような感覚で、笑えてくる。そういうシリーズの楽しみ方なのか?舞台は我が心の故郷・香港。懐かしい通りやホテルや地名が出てきて、存分に楽しめた。2016/08/17

tom

11
シリーズ7作目。今回はリディアが主人公、上海を走り回る。ただし、妙にドタバタしすぎるし、事件そのものが奇妙すぎる。このシリーズとしては、面白さは30点。ところで、書中に出てきたチャーハンが面白い。なにしろ、中に入れる具は、白菜と豆腐。中国の豆腐がどんなものかよく分からなかったけれど、堅めの豆腐を買ってきて作ってみた。これは、けっこう美味かった(笑)。2012/10/29

Masa

10
読了。リディア視点から再びリディア視点でちょっと驚いた。舞台は香港! あのうだるような暑さとかステンレスの地下鉄とか懐かしくて。なにより、「喂!」ですよね、この物語は。学生時代を思い出して、若返った気持ちで読みました。香港でもリディアとビルは変わらない。どちらも相変わらず魅力的。大好きで気になっていたガオおじいさん再登場も最高に嬉しかった。続編も入手し次第読もう。もう本当に最後まで知りたいよ、二人のこと!2017/04/12

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