創元推理文庫<br> わらの女

創元推理文庫
わらの女

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  • サイズ 文庫判/ページ数 279p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488140014
  • NDC分類 953

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちえ

38
カトリーヌ・アルレーの代表作で映画にもなっている悪女物。学生の頃に読んだ創元推理文庫をブックオフで見つけての再読。新聞広告に載った億万長者の求婚広告。応募した主人公がハンブルグ生まれというのも後でわかる重要なポイント。世界大戦後という舞台も今読むからこそ歴史や背景が分かり期待した以上に楽しめた。読み終わり、主人公のヒルデガルドの世界がスノードームの中の世界のように感じられる。傑作。2022/12/05

hanchyan@飄々 

34
ひとをひととも思わぬ狷介な大富豪リッチモンドがジャマイカ人三人の召使を犬扱いする初登場シーンで、なんかワシズ様に思えちゃって(笑)そんで、一発カマそうと企む秘書コルフは帝愛グループの利根川だっけ?ズバリあいつ(笑)だがヒルデはなぜかミア・ファロー(笑)福本キャラで女性てあんまイメージ無いからなあ。以上のイメージが払拭できず困ったⅠ。しかし、そこからⅡにギアチェンジすると、じわじわ加速度が加わってイイ感じ♪有能そうな警視のヒルダへの尋問シーン、じわじわじわじわ破滅が迫る、しかもそれ冤罪だから!(笑)↓2016/09/06

ののまる

19
携帯もパソコンもなし、サイコキラーも幼児虐待もレイプもなし。なのに、登場人物の心理描写と冷徹な展開で、ぐいぐい読ませる。古典ミステリ、いいですね。大好きな小さな古本屋の100円店頭カゴで、この旧版見つけました。この装画、味があっていいなあ。2015/11/07

ポン・ザ・フラグメント

5
植草甚一を久しぶりに読んだら、50年代のエッセイでこの小説を紹介していた。髭のお爺ちゃんにのせられて、ずっと読まず嫌いだったアルレーに手を出してみた。さすがに名作と言われるだけあって、ぐいぐい引っ張られていく。こういう打算的な美女ってのも悪くないよな、といつの間にか悪女好きになっている。警察が出てくるあたりで、お、いよいよ佳境、と頁をめくっていくと……「????」となった。平成も終わりつつある今日、もうひとひねりないと読者は納得しないんじゃないだろうか。発表当時はこれが革新的だったようだが……。2018/09/18

ペルーサ

4
たまたますすめられて読みましたが。最後にどんでん返しがあったらなお面白かったでしょう。2016/05/05

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