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創元推理文庫
紳士と月夜の晒し台

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  • サイズ 文庫判/ページ数 349p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488127114
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

月の晩、ロンドン郊外の村の晒し台で発見された死体の謎。ロマンス小説の大家と知られる一方、セイヤーズがミステリ作家としての力量を認めた、シリーズ第1弾の本格推理。

内容説明

月夜の晩、ロンドンから離れた村の広場で、晒し台に両足を突っ込んだ紳士の刺殺体が発見された。動機を持つ者にはこと欠かないが、浮世離れした容疑者たちを前に、ハナサイド警視は苦戦する。そんなとき、思わぬ事態が発生して…。ヒストリカル・ロマンスの大家として知られる一方、セイヤーズも認めた力量を持つ著者による、巧みな人物描写と緻密なプロットの傑作本格ミステリ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ち~

38
裕福な紳士が晒し台に乗せられた刺殺体となって発見された。曲者揃いの遺産相続人や婚約者達に終始翻弄されるハナサイド警視。そして第二の殺人が。それにしてもハナサイド警視、全くいいところなし…。晒し台に乗せられていた理由に注目していたので、この結果については残念だった。遺産をめぐる人間模様や、少し奇抜な会話で楽しませるのは、さすがロマンス界の大家といった感じ。2021/10/14

しぃ

17
うーん。会話の妙を楽しむ話だと思えばそんなに悪くないのですが。タイトルと表紙でがっつり晒し台を出しミステリ的に盛り上がらせた気分を満足させてはもらえませんでした。キャラクターのドタバタは面白かったんですけど、肝心の事件の顛末が納得いかない。きっと何かあるはず、と思わせておいて結局何もないんかーい。という読後感でした。2018/05/29

ごへいもち

16
ジョージェット・ヘイヤーなのでロマンス物かと思ったらコージーミステリーだった。そういえばクリスティもロマンス小説を書いていたっけ。作風は何となくクレイグ・ライスを思い出させる感じ。ミステリーとしては解決の決め手は最後に出てきたあれだけか?というのはちょっとなぁ2011/11/23

アカツキ

11
ハナサイド警視1作目。嫌われ者の実業家が晒し台に座って死んでいるのが発見される。実業家の腹違いの兄妹、その妹の婚約者など続々と容疑者が挙がるが…。ミステリーとしては正直微妙だけど、死んでくれて嬉しい!とシャンパンを開けるエキセントリックな兄妹をはじめ、登場人物の会話が面白い。2019/04/14

星落秋風五丈原

11
会話文の多い作品。主要人物が絞られていて、そのうちのどれかが犯人というあれこれ考えないで済む作品。警部はどちらかというと後方に回り、素人探偵が自分の思惑もあって活躍。2013/07/27

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